君が落とした青空のレビュー・感想・評価
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明るく前向きな気持ちにさせてくれる良作
原作未読です。とても丁寧に作られていて出演者の皆さん、特に福本さんの表情や存在感が素晴らしかったです。。自転車に乗って丘の上に向かうシーンが特に良かったです!SF要素があるということで邦画特有のCGを使っていたらどうしようかと心配しましたが杞憂でした。定番の夏祭りや学園祭がないので全体的にあっさりしているので個人的にはもうちょっと胸キュンシーンが欲しかったです。そういう意味ではアオハル映画というよりは普通の恋愛ドラマに近いのかなと思いました。あとエンディング曲はもう少し余韻を感じさせて欲しかったですね。黒背景ではなく現場の写真を入れるとかその後の写真をいれるとか…これも普通のドラマみたいに感じた一因かな(丘の木に巻いてあるやつ撮影の間だけ外せなかったのかなあとやたら気になってました…木とマンションも被ってるしもっと拘って欲しかったです。私が君望ファンでうるさいだけですが…最後の再会の所も他のアオハル映画もあんな感じなので文句は言えないですが正直物足りなかったです。)
毎日がBrand new day
本作の主題は何だろうか。それはおそらく消費されていく日々の尊さ、2度とは来ない今日という日への慈しみ、このようなところだろう。ストーリーラインはあくまでタイムループという非現実的なものだが、それを通じて「同じような毎日」は「異なる1日」なのだということを伝える。それを成立させるための大義名分として、主人公・実結が彼氏の修弥を助けるためにタイムループをするのだという最もらしい口実が添えられる。しかし、本作における主題はそういったファンタジーよりも、もっと現実的なものだ。現代において散見される、まるでタイムループのような日常へのアンチテーゼであり、気づきなのである。その実現のためには、現実から離れる必要があった、ということだろう。問題となる事柄の中に居ては気づけないことというのは多くある。子供の成長は身近な家族よりも、たまに会う遠い親戚の方がよく気づくのだ。まさに本作がSF的な切り口で現実的なテーマを扱ったのは、そういった意図があったのだろう。
私が本作において感心したのは、内容の徹底的な削ぎ落としである。上映時間自体90分程度と比較的短く、それでいてかなり大きな主題と、SFという説明の必要性があるはずの内容を扱っている。本来ならば多くの語りによって、上映時間は長引き、内容も複雑化するはずだ。しかし、本作は違った。主題に関係のないことは省く。ストーリーラインに不要な要素は削る。その作業が徹底して行われていたのだ。例えば、タイムループの原理や理由、時間軸の非整合性(タイムループは実結の夢?だったということ?)、またあらゆる人間関係、そういったものは省かれている。タイムループについては、例えば、時計に雷が落ちるとちょうど12時間前に戻るのはなぜか。また、11月2日が訪れた時点で、病院にいる原因となったのはタイムループ以前の一番最初の事故であり、つまりタイムループによって修弥が助けられた訳ではないということか。登場人物については、主人公である実結の父親は登場しないし、学校における友人も、ストーリーの進行上必要最低限だけ登場する。このような省く判断が、英断であったと私は考える。余計な要素がないということは、観客が余計なことを考える必要がないということであり、理解しやすくストーリーに集中しやすいのだ。裏を返せば、深みが無いだとか、発展性に欠けるだとか言えるのだろうが、物語終盤に主題を鮮烈に表象していたことから、製作者側の意図としては主題さえ伝われば十分だったということなのだろう。そういった意味で、本作の削ぎ落とし作戦は成功を収めたといって良い。
ただ、私は色々と考えたい性分だから、少し薄味だったようにも思う。上記のような疑問を、どうしても解決したくなる。しかし、正解はどこにもないから、考えても無駄なのだ。また、本作が感動作であったかというと、微妙である。上手くいくか失敗するかの御涙頂戴演出はなく、当然コケることはなかったが、一方で涙が誘われる瞬間もなかった。良くも悪くもあっさりとした作品なのだ。
タイムリープものは結構多くなってきた。 その意味でハードルは上がっ...
既視感とベタベタ満載で見てられない
演劇部の素人が集まって作ったかのような映画。
だから感想なんて書けたもんじゃない。
修也が高校の制服を着せられた若手サラリーマン(オッサン!?)にしか見えないところから感情移入の隙間もなくなる。
忘れないうちにメモる。
彼氏の友達が実は自分に惚れてる
ブレザーの下に派手色のパーカー重ね着
好きな気持ちを隠して応援
横断歩道に差し掛かって交通事故
傘が飛ぶ演出
校内で男友達がヘッドロックしてじゃれる
サッカーでヒーロー
頭ポンポンのシーンをどこかで入れたい
大体、このタイトルと映画の中身が意味不明過ぎる。
いかにもアオハル映画です〜ってタイトルで訴えたい感じ。
チープにも程があるで。
雷鳴って時計台って、バックトゥザフューチャーかいっ!
設定はありがちだけど、若手のフレッシュさが際立つ作品
原作小説は読まずに鑑賞しました。
タイムリープで誰かを救おうとするという内容自体は邦画に限らずけっこうありがちですよね。
原作が感動を呼んで実写化になったと耳にしていたのですが個人的には泣けず、、、
よく読書が好きな人が「小説である分には感動するけど実写化になるとどこか内容がチープに感じられてあまり盛り上がらない作品が多々ある」という言葉を口にするのはこういう事なのかな〜と思ったりしました。
もしも原作小説だけ目を通していたら感動していたのかもしれません。
ただキャストに関しては若手陣のお芝居が光る作品だと思いました。
福本莉子さんは東宝シンデレラ出身ですが、東宝はオーディション合格者の子を幼いうちから10代後半の成長過程で素敵な女優さんに磨き上げるのが本当に上手な事務所なんですよね。
同じ事務所の浜辺美波さんも最初の頃はお世辞にもお芝居が上手だとは言えなくて、福本莉子さんも同じような感じだったんですが、今やお二人ともぎこちなさが抜けて細かいニュアンスのお芝居がお上手になられたと思います。
松田元太さんは私がジャニーズにあまり詳しくないためジャニーズが好きな友人に色々教えてもらったんですが、まだジャニーズJrにも関わらず演技派として知られているようで、繊細で自然なお芝居をされる方だなと思いました。
まあ同じ日は二度と来ないよね。
千葉県のロケが多い作品と言う事もあって見ました。結構長続きしているのもその関係かも?
それはともかく、
タイムリープものの青春ラブロマンスと言う体の作品だけど、彼氏彼女との関係性を問い直す内容と言った方が良いかな。
中学で一目惚れ、高校で付き合うと言っても2年も映画の日だけのデート?
関係性が弱過ぎて疑心暗鬼になるのも分かるけど、そんなカップルいるの?って感じ。
友達含め主人公達も楽しく青春してるのに。
あとタイムリープでは無く夢の中で何度も同じ日を繰り返した夢を見ていたと言うのが正解なんだろうな。その中で今まで知らなかった事、いや知っていたけど目を瞑っていた事が繰り返す同じ日によって一つに繋がったと言うか本当の気持ちに気づいたと言うかそんな映画。
物語としてはよくできていて映画もよく出来ているけどこんなカップル実在するのかいな?って言うのが一番の疑問。いても良いけど2年も付き合いが浅過ぎるってどうよ?映画以外に一緒に勉強でも遊びに行ったりもしないの?机の写真は何なの?付き合い始めたばかりじゃないんだから。そこだけが惜しい。
こんな話だったけ?
不思議な気持ちになる。
面白かった。甘酸っぱい、ザ、青春。尊い。
面白かったのだけれどそれは胸キュン尊いが大半。
内容としてはよくできてるという感じではありませんでした。
タイムリープする大きな意味がイマイチ弱く、そして本当の今、現実もよくわかりませんでした。
想像していた流れではなく、良い意味で裏切ってくれれば良かったけれど決定打がない理由という印象。
ザックリ言ってしまえば毎日を大切に、傍にいてくれる他人を大切に?
うーん、弱くありませんか?
そして最後もよくわからず。
結局修弥は生きている?
主人公2人がチャーミングだったのでとてもおしいなと思ってしまう作品でした。
早くみれば良かったと思う位胸キュンしたのにレビューを書きすすめるとネガティブになってしまい、その日の気持ちの問題かと少し寝かせましたが結果同じ感想でした。
どうにも不思議な作品でした。
個人的にかわいい2人だったからチューはして欲しかったなぁ。
映像は爽やかでキレイだったが……
原作は読んでいませんでしたが、タイムリープの言葉に惹かれて観賞。
落雷を受ける時計台が繰り返され、ベッドで同じ朝を何度も迎えるヒロインが描かれる。掴みはそんなに悪くなかったのに、そこから先、SFの文脈は全く現れなかった。
後は恋愛をこじらせた女子高生の物語。月イチでしか会わない関係も分からなかった。後の日は、どちらかが夜、異世界に取り込まれるとか。
反復の意味がほのめかされることもなかったし、正直、この物語が何故生まれたのかさえ分からなかったです。
丘の上や階段のシーンや、校庭で群れる高校生など、ロングの映像はどれも美しかった。
それから、福本莉子さんが予想を越えて(ゴメンなさい)、透明感のある演技をしていて、そこは素敵でした。
見応えがない。
全てが中途半端。結局変わったのはみゆ自身。
予告で興味を持ったため映画館に足を運びました。
正直、思ってたものと違いがっかり。
"彼が隠していた秘密" 予告に出てくるこの言葉が何よりもキーポイントになるのかなと思っていたが、実際蓋を開けてみると「え?それだけ?」という、なんとも言えない薄っぺらい内容でした。
終盤のみゆがしゅうやを庇い引かれたシーン。
あそこの捉え方は人それぞれだと思うが、あまりにもあのワンシーンが分かりずらいなと思ったのが正直な感想です。
"オチ"の部分が薄すぎて見応えすら感じませんでした。
予告では感動作と紹介されていますが、感動どころか何を見させられているんだろうという感情になりました。
そして、一番はリープについて。
みゆ自身がリープして、しゅうやと自分と向き合っていく物語だと思うのですが、何度かあるリープの中で、しゅうや・みゆに想いを寄せる2人が告白するシーンがあります。ですが結局リープしてしまうため、その告白が無かったことになってしまいます。それが個人的には少し引っかかりました。
個人的には、この作品とは合わなかったです。
ですがエンドロールの栞という主題歌はとても印象的で、頭に残る歌詞とメロディーでした。
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