パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
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胸クソが悪くなること必死のロザムンドの名演
2014年の「ゴーン・ガール」で翻弄されつつも虜になったロザムンド・パイク💙
しかし2019年の「プライベート・ウォー」では女子力を封印し、今作では心のない悪人を演じた。
そう、今回演じたのは高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人。本物の悪党だった。演じたロザムンドを嫌いになってしまうほどの名演だった。
クラシックスタイルのラストは賛否両論ありそう。溜飲は下がるが、もう一捻りあってもよかったかなと。
それにしても胸くそ悪い作品だったなぁ。
それが狙いなんだろうけど。
いい映画だけど好きになれない💔
とても良い映画
なかなか極上のサスペンス・ドラマでした。
主演のロザムンド・パイク演じる"悪徳後見人"のしつこさは、もう蛇かマングースかというぐらい、相手に食らいついたらもう絶対に離さない…笑
(作品中では「雌ライオン」と例えられていました笑)…。
ストーリー展開が面白くて、最後まで飽きずに、2時間ほぼドキドキしっぱなしでした(笑)
ロッテントマトの評価は、78%フレッシュ(2021年12月4日現在)。オーディエンス評価が33%と低いのが興味深いですね…強者が弱者を更に食い物にするという物語が受け入れられないのは、まあ仕方がないのかも知れません…笑
この秋、当たりの作品だと思います(笑)
オススメ!
*元々デジタル配信用の作品のためか、上映館が少ないのが残念ですね。
前半と後半でガラっと変わる
作品紹介の「クライムサスペンスコメディ」とは何ぞや? と思ったが、見て納得。
前半は予告編どおりのコメディタッチの流れ。ロシアンマフィアのボスがミゼット俳優(ピーター・ディンクレイジ)なのもそうだし、
貸金庫の中の本をくり抜いてダイヤモンドを隠すというベタなネタもその想いを強くさせる。
ところが、後半は一気に趣きを変え、アクション映画のようになる。
ただ、前半から主人公マーラ(ロザムンド・パイク)のアクティブな一面なども散りばめてあって、決して無理のある変調ではなく、腰折れの無い展開。
正直、あまり期待せずに見たが充分見応えある内容だった。
既に配信版も公開されているので、敢えて劇場で見る必要は無いけど客席はこの手の作品にしては入っていたので、劇場版と配信版で二度楽しめるくらいの内容と言えるかも?
ただ、一つだけ難癖をつけるとレズビアンの要素は盛り込む必要があったのかは疑問。確かに強い女の裏の顔としての面を描こうとした意図は理解できるが、フラン(エイザ・ゴンザレス)が単なるビジネスパートナーという設定でもストーリーは充分成立すると思う。
時代のトレンドとは言え、何でもかんでもLGBTsのネタを絡めるというのも見る側にとっては少し食傷気味。
とにかく結末だけに痺れて漏らした‼️❓
悪党vs悪党
まずは畏怖の念を込めて言わせていただく
『ファッ◯ュービッ◯!!😃』
お年寄りの認知症をでっち上げ、家族よりも立場の強い後見人として財産を自由に扱う極悪人マーラが目をつけたおばあさんにはヤバいバックが着いていたという話
いや〜恐ろしい話だった😃
合法的についた後見人が悪党で財産も家族との関係さえも自分の思うままにしてしまう
目の付けどろこが素晴らしい😃
序盤母親と面会すらさせてもらえずマーラを訴えた男性がいたけれどその時のマーラの言い分がもう腹が立つ
一部の極端な例を大袈裟に取り上げて一般論を極論で抑え込んでしまう
日本では本人家族の要求が最優先だけどアメリカでは感情の入らないデータがものを言う
なのにそれを元に決定を下す人間の感情に訴えかけるってのにアメリカの暗黒面をみた気分です
前半はいかにマーラが汚いか、そして狡猾かが描かれているけど後半はおばあちゃんの正体とそのバックとの戦いがメインとなってくる
悪党vs悪党の結末はどうなるんだろうと思っていたけど
やっぱり神様はよく見てる
あれしかない終わり方だったと思いました
最後に一言
最初に『◯ァッキュー◯ッチ!!😃』と言いましたが
おばあちゃんはもっとエゲツない言葉使ってましたね
さすが悪いババアやで😃と思いました
ロザムンドパイクのパッツンボブ
複雑で嫌な人
介護に関わる人が善人とは限らない
介護にしても看護にしても、それに関わる仕事についているのがいい人とは限らない。本作に登場するマーラがまさにそう。金儲けのために介護を利用するのはいいとしても違法なやり方はいただけない。
マーラのあくどいやり方と、ターゲットにされたジェニファーがそれにどう対抗していくのかという導入だったのだが、途中からそれが徐々に変化していく。気づいたらその対決にドキドキハラハラしながらどんな決着が待っていのか目が離せなくなってしまった。
正直、マーラがどんなやられ方をするのか待ち構えていたところもある。マーラという悪人がどのように懲らしめられるのかと。でもそんなに単純にはならないよな。彼女の育った背景や、物怖じしない態度の裏にある経験の数々を匂わされる中、マーラのことを憎む気持ちが薄れていくのを感じた。
だから最後の決着がスッキリするわけもなく、モヤモヤした気持ちが残った。うーむ、巧妙な脚本だ。現代社会でありそうな犯罪を描きつつ、面白いサスペンスに仕上がっていたと思う。
演技力に脱帽
ハリウッド映画の悪い癖が出て、後味が悪い
劇薬映画!
観賞後のこと。満席の劇場で
クレジットの最中に、近くの女性客が隣のオジサンと揉めていて、「さっさと帰れ!クソジジイ!」と叫んだ。
と、思うと前方の席では、初老のオジサンが「頭を蹴りやがって!表にでろ!コラ!」と後ろの若い客に掴みかかり、騒然とする。
2件も、揉め事が。
劇場ではじめての体験でかなりびっくりしたが、
初老の男性客が潜在的にフラストレーションを溜め込むのも、女性客が大胆に叫ぶのも、この映画の後なら、と妙に納得した。
観る人にとってはずっと神経を逆撫でされる映画だし、
観る人には、ずっと耳元で悪魔にけしかけられるような映画だ。
全編に止まずに流れる大音量のテクノ音楽が神経を痺れさせて、理性をストップさせる効果があるのかも。
でもって、
とにかく、ロザムンドパイクに惹きつけられた。
どぎつい原色の衣装が似合うこと。タイトなスーツが似合うこと。
(びしょ濡れで着替えた赤いトレーナーも良かったけど)
それからカメラアングルとのパーフェクトな演技の振り付け。(歩くだけでもかっこいい!カメラに対して顔の絶妙な角度!どのショットもキマってる)ジムのライティングもかっこいい!
音楽、役者、カメラがとにかくクール
さいごに
とにかく女性が強く光って描かれてるが、マーラとのマウントを取り合う、施設に軟禁される老婆役ダイアン・ウィーストの嵐の到来を告げる静かな演技、最高に良かった。
嫌いな主人公にひかれる
怖い怖い。
出てくる奴らが、全員悪人。
誰にも感情移入できないどころか、その中でも一番の極悪人である主人公に対して、殺意に近い嫌悪感を抱いたまま、長い上映時間もあっという間にラストまで。
ここまで嫌いなキャラを作り上げた手腕と、客を引き込む脚本に唸ったわぁ。
ラストも納得。
ただ、実際のアメリカの介護法については分からないため、リアリティの度合いはよくわかりませんが。
劇場では3週間限定で少数館だけの公開のようですが、配信も同時に始まっています。
他人への無関心と身内への愛情とのひどいギャップ
今年一番のピカレスクロマン
いやーもう大変。やばくて強靭な女を演じさせたらロザムンド・パイクの右に出る女優はいないね。金持ち老人から合法的に財産を奪取する主人公のマーラに共感できる余地は全くないんだけど、とんでもないタフさに脱帽。
「私は雌ライオン」っていうマーラが勝ち残って欲しいという気持ちと、このゲス女の憐れな末路を見たい気持ちが拮抗して、一瞬たりとも目が離せない。ロシアンマフィア役のピーター・ディンクレイジとの見た目の凸凹感が一瞬、緊張を緩和させるんだけど、シビアな駆け引きですぐにタイトに戻ってしまう。
ブリトニー・スピアーズの件で、後見人制度の問題点が浮き上がっていたが、悪用されるとやばいよねこの制度。日本でも気をつけてないと、オレオレ詐欺の奴らがこっちの方で悪巧みしないとも限らない。
とにかくワクワク、ゾクゾクする今年一番のピカレスクロマンでございました。
やっぱ悪は滅ばなきゃ
恐ろしいほどの壮快感としっかりしたオチ
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