パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
全152件中、61~80件目を表示
心得ていなければ!!!コメディだということを
本作は「クライムサスペンスコメディ」なのですねww
(本サイトの作品紹介に書いてありました)
前情報ゼロで見るものですからコメディだなんて
思ってませんでした。
ドロドローでモヤモヤァとしてムカムカするような
性悪な登場人物が出てくる社会派ドラマなのかなぁ?
後妻業の女テイストなのかなぁ?なんて勝手に思って
観てました。
正直、マーラにムカムカが止まらない。
限りなく・・・いや真っ黒なずるい笑顔に鉄槌が
落とされることをずっと願ってました。
ヒタヒタと忍び寄るピンチに心踊ってました。
社会的悪を応援していた私・・・。
しかし・・・しかしです。
ロザムンド・パイクにしてやられたってことですね。
結局。参りました。全部巻き上げられました。
素晴らしい女優さんだなぁ。
どう見てもコメディだなんて思えなかったなぁ。
湖のシーンでようやく私はわかったのです。
本作のカテゴリを。
監督の手腕も見事ってことなんでしょうかね。
いやぁ、やられました。
ストーリーと展開は「「コメディ」と考えると納得ですし
場面によってはハラハラではなくクスクスしながら
観られたのかもしれません。
クライムサスペンスコメディ・・・なんともごった煮の
カテゴリですが、バランスによっては好き嫌いが
分かれてしまうかもしれません。
僕は最後までコメディなしで行って欲しかったかなぁ。
好みの問題ですが。
もっと「軽さ」がほしかったかなぁ。
巧みな演技が邪魔しちゃったのではないでしょうか?
コメディテイスト抜きバージョンないかなぁ・・・。
それはかなり見たい。
僕は笑えるコメディが好きです。
誰もが、ラム肉よりライオンのように生きられるわけではありません!でも自分の身は自分で守ろうね。
初めは万国共通の「老人食い物ビジネスあるある」の軽いクライムコメディかと思って見ていました。これはこれで重要な社会テーマです。が、結構しつこい両者不死身の仕返し無間地獄。笑うようなところはなかったです。どのような落とし所があるのかに興味が移行。当然、ありきたりのヒューマンでエモい感じで終わるわけもなく、納得のビジネスモデルに行き着いたのでした。ラストの伏線回収も、凡人である観客にとっては正にほどよきカタルシスなのでしょう。
ちょっと不満だったのは、あのおばあさん、マフィアがバックにいるんだったらもうちょっと最初の段階で粘って施設行きを拒んで欲しかったわ、という点と、素敵なおうちにお住まいだったので、もっと内装やしつらいをじっくり見たかったこと。
ロザムンド・パイク演じる主人公は「ザ・アメリカに生きる雌ライオン」を体現していました。ファッション七変化も見ごたえあり。劇中、「肝っ玉の座り方が尋常じゃない」って言われていたかな。完全に同意します。
初のミニシアター作品
私は "F○ck'n Lioness"‼
要介護となった老人の後見人として働く女性、マーラ。しかしその裏の顔は、老人の財産を騙し取る悪徳後見人だった。ある時、無害で条件の良い老婆に目を付けたが、その老婆にも裏の顔があり…といった物語。
のっけから聞こえの良い文句を次々と発し、原告をのしてしまうマーラ。でも面会を禁ずる理由は筋が通っていないようなw
とにかく口の立つマーラ。多くの老人を騙し、敵の弁護士も一蹴。穏やかに見せて、笑顔の端に恐嚇を滲ませる彼女の一挙一動にゾクゾク‼
そんな折、なんてことない老婆に見えるジェニファーをターゲットにするマーラ達だったが…。
全体を通し、明るい作風だが、絶妙に不穏なBGMや皮肉・誹謗が繰り返され、形容しようのない不穏感が漂う展開。
とは言え、不思議と不快感などは感じず、寧ろ皆の強かな応酬にこちらもニヤりとしてしまうほど。
後半からは、いよいよサスペンス色の強い展開に。リアルに命の危険が迫るマーラ達の闘いが始まる。通常ならこれから盛り上がる所だけど、逆に本作はここから並みのサスペンス化していったかな~という印象。充分面白いんだけど。
とにかく前半が面白かった作品。後半の手に汗握る展開も普通に面白かったが、やはり中盤までの老獪な探り合いがたまらない‼この興奮度は今年観た映画の中でも5本の指に入る程‼
マーラとジェニファーの施設でのシーンがピーク。ジェニファー婆ちゃんカッコ良い!あの強かなマーラから途端に余裕を奪って見せる・・・婆ちゃん、あんた只者じゃないよ‼(本当に只者じゃないんだけど)。
何と言うか、職場とかで自分には無関係な事で激しく口論してる人たちを見て、「良いぞもっとやれw」…的な気持ちになる感覚で終始興奮しながら観れた作品だった。
しかし、何か回収されてない謎もちょくちょく残っているような…。
昔の名前で呼ぶなの下り…、マイキーについて…、スタンドのおっさんはただのおっさん…?
そして何より、ミルクに入れたものについて…何か説明あったかな?ワタクシが見逃しているだけ?
続編がある感じでも無いし、ただの考えすぎかしら??
面白くて楽しめた❗️ エンタメ系なのに 上演館少ないのが不思議 さ...
面白くて楽しめた❗️
エンタメ系なのに
上演館少ないのが不思議
さて
ロザムンドがめっちゃワルなんだけど
逞しくてカッコ良くて
ふてぶてし過ぎて
惹かれてしまう
老人の財産と自由を全て奪っておいて
クールに仕事を全うしてるだけって顔して
オレオレ詐欺よりも
ずっとタチが悪いのにねぇ
ロザムンドパイクって男みたいな名前だよね
日本の後見制度を誤解しないで。
劇場で予告編を観たときは軽いタッチのコメディかとそれ程は期待してなかったのですが、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演ならばコメディという括りにされるような単純な作品ではないだろうな、と思ってとりあえず観てみることに。
前半はとにかくロザムンド扮するマーラが飛ばす飛ばす!悪徳法定後見人にもほどがあります(笑)。
これ日本の後見人もこんな感じなのかと誤解されやしないかと不安になりました。
私は声を大にして言いたい、『アメリカと日本の成年後見制度は全く異なります』
勝手に不動産処分などできません!
前半はコメディ色強めでロザムンドのスタイルの良さもあってファッショナブルでポップな雰囲気なのですが、後半は一転クライムサスペンスに。やはり一筋縄ではいかない作品でした。
公開された劇場数は少なかったけど満足度は高し。
ロザムンドはもちろんですが、ダイアン・ウィーストがめちゃくちゃ良かったです。薬の影響で意識朦朧としてきたときの演技が凄すぎる。もっと彼女の演技を観ていたかったなぁ。
もう一度言います、アメリカと日本では後見制度は全く異なります!
善良な成年後見人より。
凶暴な雌ライオンと老いた羊たち
悪人しか登場しないから、誰を応援していいか分からない 金持ちの独居...
色彩や脚本が上出来で意表を突く面白さ
2021年劇場(配信)鑑賞45本目 秀作 69点
全くマークしていませんでしたが、各所で賞賛の声を目にしたので、久しぶりに予定外の作品を鑑賞しましたが、当たりでした。
いやこんな不死身なことある?ご都合主義すぎん?とも思えてしまったけど、全体として、終始どこか地に脚が付いてないというか、ゴリゴリに現実味路線ではないように感じたのでそれもなんか吹っ切れていて目を瞑りました。
最後の終わり方がお手本のような締めくくり方ですごく気持ちいい。キュッとしまった印象でした。
怖い組織のボスが小人病だったり、主演が同性愛だったり、でもそれを普通にごく普通に真面目に使ってる感じがどこかシュールというか、これは差別的な発言とかではなくて、うまく説明できないけど同じように思えた人もそしてそれをわたくしのように言葉にできない人もいると思います。
楽しめます、是非。
途中までは洋画で今年1番面白かった
お年寄りを狙った後見人ビジネスは日本でもジワジワと社会問題化しているだけあって、ターゲットのお年寄りの背後にヤバいヤツらがいた、はもう設定から面白かったですね
途中まではプロミシングヤングウーマンを抑えて洋画で今年1番面白かったといっていいです
ただ、女医が見せしめに殺されたぐらいから、ただのマフィア映画というかスパイ映画みたいになってしまって、主人公も本来はそこで死んでるだろ、ってところで都合よく蘇生して生き残るし、彼女も運良く生き残ってるし、主人公が反撃開始するのはいいけど、その007顔負けのスパイテクニックはどこで学んだんだよ?と疑問に思っちゃったら、後半はずっと白けっぱなしでした
マフィアの暴力に対して、ずっと法律で戦ってねじ伏せていたら最高だったんですけどね
弁護士なのに、スパイテクニックも長けているのはさすがに無理がありました
身元不明人が何たらかんたらだと後見人がつくのよ、みたいな勝ち名乗り発言ありましたけど、その法律はあらかじめ伏線だと思われないようにさらっと情報開示しておいてくれないとダメじゃないかなと思います
日本人なら普通は絶対知らないであろうアメリカの州による法律を急に出してきて、勝敗決着はちょっと盛り上がれないですね
事前に説明が無いルールで後出し決着はナシです
アメリカ人でも納得いかないご都合展開でしょう
最期、主人公がああなってエンディングは良かったと思います
悪が栄えたまま終わっちゃうと気分悪いですからね
ただ、主人公が白スーツだったので、○だらけになるのは読めちゃいましたね
○だらけになる人は赤が1番映える白い服を着ると相場が決まってますから
結果、大幅に面白さダウンしてプロミシングヤングウーマンには敵わなかったですけど、それでも2021年の映画館で観ておくべき映画だと思いました
余談ですけど、この映画は邦画の製作会社がリメイクしたら良いと思いました
後見人ビジネスは日本でも社会問題になってるし、微妙にシナリオが惜しいところを上手く直せたら元の映画よりヒットする気がします
さらにエンディングが元の映画より面白い、って評価を勝ち取りやすい
22年目の告白も入江悠監督がすごいみたいになってましたけど、元が良いから別に監督は誰でも良かったですしね
あと同じ女優さんが出ていたゴーンガールを関テレが連ドラでリメイクして、それもヒットしてましたよね
映画の評価と関係無いですけど、リメイクおすすめです
これは面白かったー!
鑑賞目的の作品が機器トラブルで上映中止。
人生で二度目の体験(笑)
急遽、劇場を変えて本作を選定。
これが大正解(笑)
金持ちで身寄りの無い老人達を無理やり介護施設に送り込み、後見人となったマーラが土地や財産を奪い取るストーリー。
裁判官のお人好し度がハンパ無い(笑)
資産家の老婆。ジェニファーも同じ手口で施設に送り込まれるんだけど、そこから予想も出来ない展開に。
やったらやり返す!
倍返し的な連続に面白さが倍増。
やり合う二人が頭良すぎ(笑)
マーラが折れた歯を牛乳に漬けて保存する事をなぜ知っているのか?
普通は知らないと思うけど気になるところ。
その二人の最後のオチも頭が良すぎて面白い!
殺しの詰めが甘いのはご愛敬( ´∀`)
こんなに胸糞悪いヤツなのに
社会福祉が合法的な悪意のもと、巨額の金儲けに利用されていく。
主人公マーラはまさにその首謀者であり、いわば社会の敵。でもその彼女から最後まで目が離せない。
悪人なのに、応援してる自分に気付く。でも決して好きにはなれない。
そこで「悪人なのか…?」という疑問にぶつかる。
いろいろ余白があって、後でそこを想像するのも楽しい。
彼女が計画通りに悪事を進めていく描写が、雰囲気としては「ビバリーヒルズコップ2」を思い出した。内容は全然違うけどね。
とにかく、こんなに悪いヤツがこんなにカッコ良く描かれるなんて。
とにかくロザムンド・パイクの「タフさ」にヤられてしまう。
まさに(良い意味で)彼女のための映画って感じ。
『ゴーン・ガール』が公開当時話題になったコトを考えれば、本作があまり話題にならないのは残念。
高齢化社会の問題提起コメディ
さすがアメリカ、アイデア満載のノワール
ハリウッドのポリコレ基準に表現者はいかに立ち向かうのか?
クライムサスペンスは大好物なのだが、この作品は医師と結託して高齢者を無理やり介護施設にぶち込み資産を「合法的に」処分して奪い取るという超悪徳法廷後見人の話なのでこれっぽっちもシンパシーを感じる余地がない・・はずであったが・・・中盤から一転して応援したくなってしまうのだからわからないものである。主演のロザムンド・パイクは本作でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(何故にコメディ/ミュージカル部門?)を獲っているしハリウッドのポリコレ基準にここまで準拠して(女性極悪党・同性愛等々)作っているのだから賞狙いありきであろうことが透けて見えて純粋に楽しめない。ポストトランプの影響は大きいがここまで左に振り切るところがかつてレッドパージを経験したハリウッドのすごさでもある。個人的には好きでは無いがそのうち馴れるでしょう。要するに面白ければ問題は無~し♪
全152件中、61~80件目を表示