「バイオレンスアクション父と娘の仲直り。」ライダーズ・オブ・ジャスティス クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
バイオレンスアクション父と娘の仲直り。
いい映画だった~。
列車事故で失った妻の復讐に燃える軍人の姿を描いたアクション、との事なんだけど、かなり豪快にバンバン銃をぶっ放し、大殺戮のバイオレンスでありながら、色々ツッコミどころ満載だったり、なんかほっこりしちゃったり、不思議な味わい。
終わってみれば、なんか、癒された。
ディテールが大雑把なところもあるのに、キャラクターのバックグラウンドや性格の描写が妙に細かくて、それぞれ感情移入できる。
地下鉄事故陰謀論の設定も、信じられるか信じられないか、ギリギリの所を突いてきている。
力加減が素晴らしい!!
ウクライナ人の話す、クマとお姫様の話は、めちゃめちゃ笑ったんだけど、私以外、誰も笑ってなかった。
このぽっと出のウクライナ人ですら、悲しい生い立ちなのにあっけらかんとしていて、礼儀正しく愛情深い。
母親を亡くし、父親と分かり合えずに傷ついている娘ちゃんを心配して、せっせと世話を焼いてる、とかキャラクターが作り込まれている。
他のおっさんたちも、みんな娘ちゃんを大事にしていて、ちょっと泣ける。
ほのぼの。
助けが必要な状態に陥ってるのに、それに気付かずに走り続けてしまい、取り返しのつかないことになる、というのは、現代には案外ある話だと思う。
悲しい時はちゃんと悲しむ必要がある。
生きていかなきゃいけないんだから。
エンディングでみんなが着てるニット、ダサカワ。
コメントする