「ギャングの皆様、ご愁傷様」ライダーズ・オブ・ジャスティス bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャングの皆様、ご愁傷様
ちょっとちょっと、マッツ様。ぶっ飛びすぎで面白いんですけど。妻の敵を討つリベンジ・アクションの型通りの展開かと思いきや、ブラックな笑いの矢が次々と放たれる。ニヤリじゃなくて、吹き出してしまうシーンもあってなかなか楽しい。
終盤近くで、順調に進んでいるストーリーに
急ブレーキがかかる。前につんのめって頭ぶつけちゃったよ、オットーさん。どうしてくれるの。
ちょっと強引な仕掛けがあって、ギャング達との最終決戦に向けて、物語は再発進するんだけど、お約束の絶対絶命が正真正銘のthe endな状況。どうやって反撃するの?
不可能は可能にするためにある。口があんぐりするフィニッシュで、これは気持ちがいい。
今回のマッツ様は、無口な上に、口よりも拳が先に出てしまう完全な旧世代の軍人様。この無骨男が、戦闘になるとすごい。ギャングの1人を素手で瞬殺だし、銃を手に取ればマシンのごとく正確無比に悪人どもに銃弾をぶち込む。
オットー役のニコライ・リー・カース、どこかで見た顔だと思ったら、特捜部Qのカール・マークだった。やっぱり上手いねこの人。
何もなかった事にしてクリスマスしていいの? ギャングの皆様、ご愁傷様です。
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