フリークスアウトのレビュー・感想・評価
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ちょっと珍しいイタリア映画
怪力男、虫使い、磁石人間、電気少女の4人を引き連れるサーカス団。
特殊能力を持った人間対ナチス軍っていう物語。
イタリア映画なんですね。ちょっと珍しいかも。。。
この4人の特殊人間の出自は分かりませんが
ストーリーとしては分かりやすく楽しめました。
ちょびっとグロいシーンやぼかしシーンもあるけど
全体的には洗練されていないファンタスティック・フォーですね。
敵役のナチス男も特殊能力をもっているので強いかなと思ったけど
まあこんな感じですね。
ちょっと上映時間が長かったのがマイナス点。
思ってたより素敵な映画だった。
何か良い
荒っぽいけど好感は持てる
なんかすごかった(笑)
チャールズとエリック
好きなジャンル、面白そうな設定なのに
超人サーカス団vsナチスドイツ。超能力ものに目がないので、そんなキャッチを見ただけで大好物な雰囲気を感じた本作。
この手の映画では能力に差がつくことも多い。戦いに向いているかどうかって意味では、本作はマティルデの一強。バランスが悪いとこの上ない。それが影響しているのか、それとも展開が地味だからなのか、予想以上に退屈する時間が多かった。上映時間が長すぎるのか? 好きなジャンルのはずなのに!
でも敵役の設定はなかなか面白い。ピアノで「Creep」なんかを演奏したり、スマホが出てきたりする。未来が見えたとしても、あの段階でできることなんて大したものは残っていないのかもしれない。だからこそちょっともったいない。
ベルリン・サーカスへようこそ。
特殊能力を持ち、サーカスをしながら暮らしていた一行のリーダーがナチスに攫われてしまい、彼を慕う電気少女が仲間やパルチザンと一緒に闘う物語。
ファンタジーを全面に押し出した作品だが、ナチス映画らしくなかなかエグい描写も。
序盤はテンポがマッタリ。特殊能力と言ってもどれもなかなか地味。まぁ逆にそれが新鮮といえば新鮮で、一応戦争を題材にしたストーリーもあり全体を通し詰まらない場面は無いといった印象。
クライマックスは激アツ。まさかこんなにハデにやりあうとは。脇キャラ達の活躍は大好物なワタクシにとって、ここだけでも☆+2ぐらいw
そしてどうでも良いが軍人もパルチザンもシュマイザー(?)率高すぎないか?
その他、母を殺したとか、虎は何故平気?とか、なんの意味が?な人間大砲や、謎の恋愛展開や、イスラエルとの物語がちょっと薄いかな〜…とか、色々なものがハンパにも感じたけど、140分の長尺にしてはちゃんと最後までしっかり見れたし、画も終始美しいしでとても楽しめた作品だった。
暗くて良く見えなかったけど、殺人牛(でしたっけ?)は何だったのだろう。あれが大活躍してたら更に評価高かったかも。
とにかく、ラストがアツければ良いんです(笑)‼
イタリアらしい変なファンタジー
マティルデ推し
着想は秀逸だが、フリークスに対する差別や迫害が描かれていないのは物足りない
見世物小屋の異形の者たち、いわゆるフリークスが、実は本物の超能力者で、それぞれの特技を活かしてナチスと戦うという発想は、とても面白い。
たが、話は、そんなに単純に進む訳ではなく、4人の超能力者たちは2つのグループに別れてしまい、バッタバッタとナチスを倒していくという展開にはならない。
電撃の能力を持つ主人公の少女が出会うパルチザンの面々も、手や脚を失っていたり、背骨が曲がっていたりして、フリークスという括りに入るのだろうが、かと言って、彼らはそういう理由で戦っている訳でもなさそうだ。
ナチスの元帥が観覧するベルリン・サーカスの公演で、いよいよ「イングロリアス・バスターズ」みたいにナチスを血祭りにあげるのだろうと期待していると、見事にはぐらかされる。
少女と団長の親子のような絆は、それなりに感動的ではあるのだが、あの列車に団長が乗っていることをどうやって知り得たのか?パルチザンは、なぜ、あの場所で、おあつらえ向きに列車を襲撃したのか?列車よりもサーカスを襲撃した方が、明らかに大きな戦果を期待できたのではないか?など、腑に落ちない点も多い。
ラストで、ようやく4人が揃ってナチスと戦う場面が訪れるのだが、パルチザンとナチスとの戦闘が激し過ぎて、超能力者たちの活躍が霞んでしまうし、その一方で、覚醒した少女の能力は「AKIRA」や「炎の少女チャーリー」みたいに強力過ぎるしで、もう少し超能力の発揮の仕方をバランス良く描けなかったものだろうか?
何よりも、フリークスたちに対する差別や偏見、あるいは迫害のようなものが殆ど描かれていないのは物足りなく、それだけに、彼らが居場所を見つけるエンディングにも感動することができなかったのは残念だった。
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