「「映画業界の見てはならない裏側」、とチラシに載っているけれど、そもそもお金を払って観る価値がない映画だ、と思ったのでした。」コンペティション お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
「映画業界の見てはならない裏側」、とチラシに載っているけれど、そもそもお金を払って観る価値がない映画だ、と思ったのでした。
とりあえず、ただひたすらサドマゾ的に
二人の俳優に映画撮影前のリハーサルを行なわせる、
というだけのお話です。
実際の作品はどんなものなのか、影も形も分からぬまま。
映画のリハーサルの仕方を撮影して制作者が喜ぶ映画ってのは、
ドライブ・マイ・カーでも同じ構図がありましたが、
あちらはちゃんと完成品の形も観客に示しているから楽しめたのです。
この作品は、いったいなんなんだろう。
リハーサルばっかりしていて、いったいいつ本番撮影が始まるのだろう。
と思っているうちに、完成記者会見があったりして、もうワケワカメ。
ストーリーは、と言えば、伏線がヘボなので、
きっとこのような方向に進行するのでは、と
思った通りにすべてが進行してしまうので、面白くもなんともない。
芸術的にどうなのか、と言えば、
ゲージュツ的でハイソで意識高い系の皆さんならば、
こんな作品でも、御理解なさるんでしょうか。
私には無理だ。
監督役のペネロペ・クルスは私の好みド真ん中の女優さん。
だけどね。
今回の演技は監督から振り付けられただけのものでしょ、と
ただただ、途方に暮れるだけなのでした。
コメントする