「映画は映画」コンペティション Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
映画は映画
天才と言われる女性監督が2人の大物俳優を起用してベストセラー小説の映画化を手掛ける話。
超金持ちのおっさんが自己顕示の為に何かしたいと言い出して、橋を作るのかと思いきや映画だ!となり巻き起こるストーリー。
読んだこともない本の映画化の権利を買い、監督に内容を説明させるとかどんなんだよ!な超絶金が全てな出資者という皮肉に始まり、癖のある女性監督の大物へのディレクション。
そして何だかコントの様な撮影風景も交えつつみせていき、しまいにはマウンティングですか…。
映画祭の様子にしても、お前らなに言ってんだ?な記者達への監督の対応がたまりません。
そういえば、ここ数年のアカデミー賞の選考基準も映画の良し悪しとは別のところに重きがありますからねぇ…。
ブラックユーモアともいえる映画界への皮肉たっぷりの作品でなかなか面白かった。
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