劇場公開日 2021年11月19日

「ベネディクト・カンバーバッチがいるだけで、画面に緊張感と不穏な空気が漂う」パワー・オブ・ザ・ドッグ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ベネディクト・カンバーバッチがいるだけで、画面に緊張感と不穏な空気が漂う

2022年3月30日
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この作品は、役者の演技を楽しむ映画だと思う。
特に主演のベネディクト・カンバーバッチ。
画面にいるだけで、緊張感と不穏な空気が漂う。っていうか、画面にいなくとも、屋敷中に常に漂う。
こーゆーの前も見たな…と思い返すと、
「フォックスキャッチャー」のスティーブ・カレル。不気味な大富豪を演じていた。

で本作。
ストーリーに展開があるワケでもないので、下手すると退屈しがちだが、役者の演技のスゴさで常に緊張感があり、観客としても、退屈するヒマがない。

でも、「好きな映画か?」と問われると、「違う」と答えるかな。
そーゆーとこが作品賞を獲れなかった原因かもしれない。

みっく