モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのレビュー・感想・評価
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ファズ!!!!!!!
なーーーーんにもわかんないし、ダウナーで派手さは全然ないけど割と好きかも。どうして能力が開花したのかとか彼女の人となりを深堀することはないのにめちゃくちゃ惹かれる。チャーリーがめちゃくちゃかわいくて、2人でいるシーンは全部かわいかった。一緒に逃避行するところも逃げ切ってほしくてすごくワクワクドキドキしたけど、モナを逃がすために自分を犠牲にするチャーリーの涙あまりに切なかったな…
あとファズ!!!!!!!ファズなんであんないいやつなんだ!?キスしかしてないけど無理矢理迫ることもないし、Tシャツ奪われて損しかしてないだろうに、再会したら全部助けてくれるのいいやつすぎない!?なに!?ファズに幸あれ!!
ターミネーターファンは見るべし
この作品、ターミネーター(T1)、ターミネーター2(T2)の影響を絶対受けていると思います。まずモナリザの精神病院脱出シーンはT2でのサラ・コナーの病院脱出シーンを彷彿とさせます。もちろんサラコナーは息子のジョンやT-800の力を借り、モナは自分の超能力を使うという点は違います。T-800もある意味超能力ではありますが・・・。モナリザが病院を抜け出し、酔っ払いの若者グループの一人から靴をもらうシーンは、T1で未来からやってきたT-800が若者トリオから力ずくで服をもらうシーンと対比したくなります。与えたほうの若者はモナリザのそれは、その後も生きていますが、T1での若者の一人は無残にもT-800に殺されてしまいます。また、本作でのモナリザとチャーリーの関係はT2でのT-800とジョンとの交流に対比できると思います。本作の主人公もT2でのT-800も、大人と違って素直な意思表示が出来る点が、チャーリーやジョンとの心の結びつきを可能にしたものと言えるでしょう。ターミネーターファンにもぜひ見てほしい作品です。
この映画は最初の15分で完成している。
いい意味で気楽に見られる映画だった。
レイトショーだったのもあり、なんだか余計に世界観に入れた気がした。
コンビニとかのネオンの感じがすごく好き。
最初の靴をあげるシーン。モナリザが壮絶な扱いを受けて復讐していく話の流れかと思いきや、とても優しい世界だった。
そして最後の警官の知らないふりをすればいいみたいなところ、善良な市民(警察)が報われないの揶揄は見事に表現されていて不謹慎ながら笑ってしまった。
この作品が実はDCに合流とかだったらかなり胸熱展開。
観るなら今週末(映画の日とかね)
満月が印象的だから
見終わって丸い月を見た方が良いかなと。
内容的にはもう少しひねりが欲しいし
展開もテンポも少し遅い気が…
予告が良かっただけにちょっと点数は辛め。
好きか嫌いかと言われたらめちゃ好き。
DJのフューズめちゃいいやつだし
ちゃんとカタルシスもあってオススメ。
とはいえ
最近の子役ってなんか末恐ろしいですね。
そうそう
ヒューマントラストシネマ渋谷のシアター2は
H,I列の9,10,11席が見やすいと思いました。
アニメ食い。
赤い満月の夜に覚醒しちゃったモナ・リザの話。
赤い満月の力で特殊能力を身につけたモナ・リザ、その特殊能力とは「人を操れる」能力。隔離部屋にくる世話人を上手く使い精神病院から逃げ出したモナ・リザのストーリー。
エンドロールが流れるまで、このモナ・リザさんは人間の皮被った何か?それとも特殊能力?それとも水川あさみ?が上映時間ずっと頭にあって眠気すらこなかった(笑)
あと主演はストリッパーの彼女が主演なんですね(笑)ぽっくり主演はモナ・リザさん役の子かと。
ストリッパー役のケイト・ハドソンさんはなかなかセクシーorセクシー&セクシーでした!
あと、顔に墨いれたDJとストリッパーの息子
なかなか気が利く優しい男子達だった。
ずっと上映中???が続き飽きなかった!
モナリザは一体…?
狭い施設の中、ただ一つ彼女が望むのは外の世界への憧れだったに違いない。赤い月に魅了された彼女は不思議と魅せられて秘めたるパワーを発揮していくのですが、人の目をじーっと見て何を考えているのかを読ませないようにするテクニックはどこで身につけたやら?孤児という設定だが、まるで何処かアジアの国から逃げ出した末に戸籍がないままの状態であるために?しかない状態の彼女がなぜ施設に、そして病気だと診断できたのか?自由を手に入れて良かったね〜というラストと同時にモナリザの謎しか残らない印象であった。
音楽が素敵!
ほぼ内容、ノーチェックで鑑賞。
オープニングから、どう展開するのか読めず、心地よい高揚感。
靴くれた人、Tシャツくれたファズ、拾ってくれたボニー、そして後半の相棒、チャーリー。なんだかみんな愛おしかった!!
しかし、アメリカ、とゆうか、ニューオリンズ、こんなに怖いところなの?!
音楽、良かったーー。サントラ欲しいー。
デトロイト編の続編期待!
続編で会おう
こないだ鑑賞してきました🎬
モナ・リザを演じるチョン・ジョンソの、終始表情を出さない演技はなかなか良かったのではないかと。
12年も精神病院に隔離されてれば、そうなりますかね😅
精神病院を脱走し、ファストフード店の前で出会ったケイト・ハドソン演じるボニーに拾われ、彼女の息子チャーリー(エバン・ウィッテン)ともハッシングを通じて徐々に仲良くなりますが‥。
最終的に、ボニーはモナの能力を使って金を巻き上げた客から仕返しにリンチされ、病院送りに。
モナとチャーリーは国外逃亡することになりますが、土壇場でチャーリーがあえて(別のアジア系の女性に)誘拐されたと騒ぎを起こし、時間を稼いでモナだけ飛行機へ。
ボニーの事が心配になったチャーリーは、病室で包帯だらけの彼女と再会しハグをします。
モナは飛行機の席で、ファズ(エド・スクレイン)からもらったヘッドホンを聞きながら、窓の外を眺めるラストでした🙂
見た目によらずファズが本当にモナ達に協力的だったのは、意外ながらも良い展開でした😁
チャーリーのスケッチを見て、モナが微笑むシーンも人間味が出ていて私は好きです😀
最後、クラブの用心棒スナッキーがボニーをボコした客の鼻をパンチで折ったのも、因果は巡るということですかね。
ボニーは確かに荒稼ぎしましたが、それを男3人でボコボコにするのは‥個人的にはやり過ぎ感がありました。
スナッキーが黙ってないのもある意味当然かと。
水曜で1200円で観れたのも、私としてはポイントでした👍
期待度○鑑賞後の満足度○ こういう訳が分からないけれどノリで作った様な映画は結構好きだ…刹那的で挑発的で…でも後半超能力を使う場面が殆ど無くなり普通の母子ものになってしまうのが物足りない。
①ゴールディー・ホーンの娘がこういう役をやるようになったとはやっぱり時間の流れを感じます。
②ストリッパーをしながらああいう家に住めて子供を普通に学校に通わせられるとはやはり米国ならではかな。
③ストリップ・バーの描写も類型的だし最後の追跡劇もスリリングさが足りないが、エド・スクレイン扮するタトゥー男がアブナイ奴でなく結構良い奴だったのは好感が持てる。
Escape
次世代のタランティーノとかいう抜かした宣伝文句を作った人に多少の怒りは湧いていましたが、本編の不思議な魅力に翻弄されっぱなしでした。
突然覚醒した少女が人を操ってめちゃくちゃにするのかと思いきや、それは序盤だけで、途中からは助けた女性に利用されたり、その子供と一緒に逃避行したりと、超能力ものとはまた違う終着点になっていたのが面白かったです。
序盤、施設の職員にいびられている時に、突如人の行動を操る能力を手に入れて、職員の足を刃物でぶっ刺して行動不能にさせた上に手錠を解錠させたりと、能力を使いこなすスピードの早さには目を見張るものがありました。
監視員も操ってテレビに顔面を突っ込ませて、チーズスナックを奪って脱出というスムーズさ。チーズスナックに執着した後は、なんかヤンチャやってそうなグループが突然紛れ込んだモナ・リザをすんなり受け入れてビールをあげて、その上靴までくれて(半ば強引な形で仲間内で渡された)、街の行き方まで教えてくれるという、ここからこの作品にある優しさというのが存在していたんだなと思いました。
その街で出会ったこれまたチャラい青年のファズも、体目当てな節はありつつも、モナがお金を払わずに出て行こうとしたところの料金を払ったり、薄着のモナにTシャツをあげたり(半ば強制的だったけれど)、やってもキスだけというかわいらしさ。
後半で国外逃亡を目論んでいるモナと少年をなんの疑いもなく自分の家に招き入れて、その上目玉焼きをノリノリで作って振舞ってくれる優しさを見せてくれます。
たまたま腹を空かせたタイミングでハンバーガーショップで出会したバニーを助けたところで、バニーの悪事の手伝いをする事になるのが一つの機転になっていました。
最初はスプリットの客のチップを、モナの超能力で全額払わせるといったまだなんとかなりそうなものですが、ATMを使っている人を操って金を引き出すのはもう犯罪なので逃げ場がないですし、バニーもツメが甘く、監視カメラにバッチリ映っていて追われる始末、そんな最中でバニーの息子とヘドバンをはじめ、交流を深めていくごとになんとか現状を抜け出そうと2人で決意するシーンがとても良かったです。
ファズが車で空港まで送ってくれた時に、モナがありがとうと発するシーンは目に見えての成長が感じ取れますし、ファズがこれまた引き留める事なく、強く背中を押して行かせてあげるシーンがとても素敵でした。少年を送り出す時も守ってやれよ的な感じのグータッチとかもうマジで良いやつだなと思いました。
少年が自分を犠牲にして、モナ・リザを国外へと逃げさせる手を打ったシーンは中々感動的でした。状況を見極めてアジア系の人を捕まえて、警察の目をそちらに向けるという頭の回転の速さを見せつけますし、警察に対しても口を割らないカッコよさを見せてくれました。涙も笑顔もとても素敵で、将来良い俳優になるだろうなーと思いました。
少年とボニーの再会、心を入れ替えたボニーとの関係性は良いものになっていくと思いますし、結果的にモナが来たことの変化は大きかったんだなと思いました。飛行機で向かう新天地、モナはどうやって生きていくのか、余韻残しの最後もとても好みでした。
役者陣が本当に上手で引き込まれましたし、特にエバン・ウィッテンくんの喜怒哀楽の表現が最高でした。
今まで観た映画の中でも型にとらわれない不思議な魅力を発していた作品でした。アナー監督の次回作も気になりますし、過去作も見てみようと思いました。中々の掘り出し物でした。
鑑賞日 11/21
鑑賞時間 17:00〜18:55
座席 D-2
ハウスミュージック
冒頭から絶妙なアングルで撮るカメラワークとシーンにマッチした音楽に心を掴まれた。
まるでクラブにいるようなサウンド感。
小刻みに身体を動かしたくなり、ムズムズした
方々も居たのではなかろうか。
人を操る特殊能力を持つモナリザは精神病院を脱走し、初めて世に繰り出す。
警察から追われる彼女の能力と人柄を感じつつ
手助けをするボニーと息子のチャーリー、DJファズ。
DJファズの部屋はサイケデリック満載。あれで
目玉焼きを作る姿は面白い。見た目と違い彼女を
フォローする。飛行機に乗る前にiPodに選曲して渡す。最初の曲は爆音でと。離陸なので旅立ちの
高揚感も一気に上げる感じ。さすがDJ。
『see you in the next sequel』 は格好良かった。
星型のサングラスも。
息子のチャーリーが一番まともだった。
メタル音楽での頭振りやイラストの絵は彼らしい。母親ボニーに助言するように因果応報な
ストーリー。
ダーク感もあり、ポップでリズミカルで
ワイルドな映画。ファズの言葉通り続編も観てみたい。音楽の選曲って監督の感性とセンスが分かる。
最後の終わりかたも良かった。
「続編で会おう」
ポスターの色彩に惹かれて鑑賞。
筋としては逃亡劇なのだが、主題はそこになく、じゃあ何かと訊かれると難しい。
強いて言えばモナ・リザの成長と解放なのだが、成長は元のレベルが分かりにくいので感じづらい。
施設に入ったのが10歳と、何も知らないわけじゃないのが微妙なところ。
とはいえ、起伏の少ないストーリーを飽きさせない画角、色彩、音楽は見事。
特に音楽は、かなりの割合で挿入歌が鳴っているのだが、適度に無音を入れ込んでメリハリも有り。
楽曲もクラブ系を中心に、ジャズやロックなどここでも単調にならない。
やや冗長に思われた序盤も後半にしっかり効いてくるため、無駄も少ない。
無表情ながら機微の伝わるモナ・リザと、心理的な揺れを見事に表現したチャーリーの演技も見事。
「東洋人は同じに見える」というのを利用した機転も上手い。
ボニーにもちゃんと愛情があってよかった。
最初は可哀想だったハロルドは、チャーリーを詰るシーンで同情心が薄れていきました。
せっかくの隠しスイッチなのに思い切り警報鳴ったり、ボニーとの金銭強奪ももっと上手いやり方があるだろう。
ウィッグやサングラスで変装しても、特徴的なTシャツは着替えないのは頭隠して尻隠さず。
しかし、惹き込まれる世界観は非常に魅力的だった。
施設に入れられた理由、能力発現のきっかけやその詳細など不明点が多いので、序章のようにも見える。
続編あるなら、劇中の台詞通りファズの再登場は必ずお願いしたい。
この映画意外と拾い物かも
『モナリザアンドザブラッドムーン』期待しなかった映画が、意外とツボにはまってた時って、なんか得した気分になりますよね。精神病院から脱走した少女が、弱者の味方となって大暴れ、まるでありえないんだけどなんだか共感してしまう、そんな不思議な映画。
虐げられて生きている者の悲しみ
この映画のテーマかな。
主人公は、精神病院から脱走した少女。
人の心が操れる。
このあたり、境界型人格障害のデフォルメかな。
とにかく、超人的。
逃げ込んだ先が、ニューオリンズのストリップ小屋。
設定が奮ってるよね。
そこで、ストリッパーの母とその息子の味方に。
そう、母子であらくれの男社会の中で、健気に生きる。
ともすれば、男社会の中ではじにのけられるような親子に、寄り添う。
いや、超能力を使って、バッタバッタとなぎ倒すは、爽快でもある。
そう、それだけ社会的弱者ってなおざりにされる、弱肉強食の社会。
ニューオリンズをサイケデリックに描く
この映画の並でないところ。
アメリカ南部、ニューオリンズのカオスな夜をサイケデリックに描くことで、独特な世界を醸し出している。
サイケデリックって、麻薬に浸る世界とか。
現実逃避で入り込む迷宮のイメージ。
ドアーズの歌とか。
アメリカ最下層のうごめく世界とか。
とにかく、もう逃げ場所のない階級の息苦しさを和らげる。
トリップの世界なんでしょうね。
このイメージを上手く映像にした。
シリーズ化もあるかも
良く練れた構成だし。
物語の展開も、スピード感があっていい。
以外とヒットして、シリーズ化もありと思わせる。
主人公は、あくまでも虐げられし者たちの、最後の砦。
そう、そんな展開でいけば、この作品はいけるかも。
それだけ、社会には虐げられている者が多いし。
最下層ではなくても、弱い立場の人間。
女性とか子供。
男社会で、なんとか自分を維持している女性たち。
誰かに養ってもらわなければ、生きていけない子供たち。
そう、貧困層でなくても、立場の弱い者はいるわけで。
その者達の言葉の代弁者として、この映画はいけるのでは。
欠けない月の物語
12年もの間、精神病院に隔離拘束されていたモナ・リザ・リー(チョン・ジョンソ)。
ある時、彼女に不思議な変化が現れた。
部屋に爪切りに来た嫌味な看護師を操り、病院を脱走。
路上にたむろしていた若者たちは、彼女にスニーカーを与え、
ニューオリンズへの道を教えてくれた。
そしてモナ・リザは、ニューオーリンズにやってきた。
生い立ちや、舞台や背景の説明がほとんどなしという潔さ!
ただ突然、唐突に主人公は覚醒して、町へ向かう。
主演のチョン・ジョンソのエキセントリックでミステリアスさが相まって、
独特な雰囲気あります。
無表情で無口な彼女は病院を抜け出し、ニューオリンズの街へ。
彼女を追う警官ハロルド、
ニューオリンズのコンビニで出会ったDJファズ、
ダイナーで出会ったポールダンサーのボニー・ベル。
ボニー・ベルの息子チャーリー。
登場人物が少ないので人間関係は、分かりやすいです。
次回、デトロイト編では彼女の生い立ちが語られるのかな?
(現時点では次回未定だけど)
モナ・リザと少しだけ仲良くなれたチャーリー少年、いつか再会させてあげたいな。
追っている警官のハロルドが、銭形警部に見えて来たのは内緒。
あーあ、ダークなおとぎ話の続きがしりたくなった。
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