モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのレビュー・感想・評価
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独特ではあるけれど…
映像と音楽と全体的な世界観は見る価値あるけど微妙に納得いかないよなー。これまでとこれからが想像するしかなく…。子供の涙には惹かれたが…。
自由を求める姿は美しい
独房的な空間で始まる始まる本作。モナリサが持つ能力や、そこに入ることになった経緯とかをちゃんと説明しない。いや、簡単には触れるのだが、意外と謎が多いまま話が進む。なんならそこらへんは最後まで全てが明らかになるわけではない。最初は超能力ものとして観始めたが、途中で頭を切りかえた。
一人の女性が自由を求める闘いであり、逃避行しようとする物語なんだ。だからあの少年や道端でたむろっているだけの若者に見えたアイツも活きてくる。特にあの少年の最後の行動は感動的。頭がいいね。
超能力ものとして期待していた自分としては、中盤若干ダレるところがあったが、鑑賞後の印象は悪くない。自由を求める物語として爽快だった。
カバー曲や大してメジャーじゃない曲を使ったり、超能力シーンも人の演技で成立するものだから、かなり低予算で作られたと思われる本作。果たしてアイツの言う通り「続編で会える」のか?続編ではもうちょっとしびれる曲を使ってほしい。
自由へ!
名曲「モナ・リザ」と「ブラッドムーン」にインスパイアされたであろう一本。
ギレルモ・デル・トロの影響というか彼流のファンタジーに似たトーンではあるが脚本、演出ともにオリジナリティは高く見終えた後の満足度は高い。
いわゆる超能力少女の話ではない。統合失調症の患者として精神病院に収容されているモナ・リーはその不幸な生まれ育ちと虐待による不安と恐怖感から心を閉ざしている。対人関係は極めてぎこちなく自らの感情を上手く表すこともできない。つまり彼女は自閉と精神病院に閉じ込められる二重の拘束を受けている。脱走は成功するが彼女はファズに会うまでは拘束衣を取らない。これは精神的な俘囚の状態が続いていることを示している。(姿は日本映画の貞子に似ている。貞子もある意味現世の俘囚である)
異常能力はこの状況の見返りとしてGiftedされたものなのだろう。ただし、自分を守る時と、ボニー・ベルが利用したように、保護している人に要求された時にしか力は使うことができないようだ。
この物語は、このモナ・リーがボニー・ベルの息子であるチャーリーとの交流により、自分の心の壁を破って自由になっていく姿を描いている。チャーリーから音楽に合わせて踊ることを教わるところ、そして「モナ・リザ」のポーズと同じデッサンをチャーリーが描くところ(あの美しい歌が流れる)は感動的である。
一方で警察からの逃亡も映画では描かれていく。ファズに力を借りて、モナ・リーは空港から逃れようとするのだか最早、異能を発揮することはない。彼女は物理的にも精神的にも自由になるのだから。自由になればおそらく異能は失われる。
自由への希求はデル・トロ作品の共通テーマである。この点でもこの作品はデル・トロ作品と合い通じるところがあるのかもしれない。
観るなら今週末(映画の日とかね)
満月が印象的だから
見終わって丸い月を見た方が良いかなと。
内容的にはもう少しひねりが欲しいし
展開もテンポも少し遅い気が…
予告が良かっただけにちょっと点数は辛め。
好きか嫌いかと言われたらめちゃ好き。
DJのフューズめちゃいいやつだし
ちゃんとカタルシスもあってオススメ。
とはいえ
最近の子役ってなんか末恐ろしいですね。
そうそう
ヒューマントラストシネマ渋谷のシアター2は
H,I列の9,10,11席が見やすいと思いました。
アニメ食い。
赤い満月の夜に覚醒しちゃったモナ・リザの話。
赤い満月の力で特殊能力を身につけたモナ・リザ、その特殊能力とは「人を操れる」能力。隔離部屋にくる世話人を上手く使い精神病院から逃げ出したモナ・リザのストーリー。
エンドロールが流れるまで、このモナ・リザさんは人間の皮被った何か?それとも特殊能力?それとも水川あさみ?が上映時間ずっと頭にあって眠気すらこなかった(笑)
あと主演はストリッパーの彼女が主演なんですね(笑)ぽっくり主演はモナ・リザさん役の子かと。
ストリッパー役のケイト・ハドソンさんはなかなかセクシーorセクシー&セクシーでした!
あと、顔に墨いれたDJとストリッパーの息子
なかなか気が利く優しい男子達だった。
ずっと上映中???が続き飽きなかった!
最初は良かったかな あ、意思の疎通も結構できるんだって気付いたあた...
最初は良かったかな
あ、意思の疎通も結構できるんだって気付いたあたりから、
そんなでも無くなった
終わり方は好き
なんだか食い足りない。
スゲー、新たなタランティーノ誕生!とは思わなかった。そもそもタランティーノ過大評価説支持なもんで。
ただ原因不明の妙な新しさは感じました。
絵はもちろんカッコよい。
役者もイケてる。
なんの説明も無くいきなり授かる能力とか、子供とかDJとの友情とか、いいのいいのよそれで。
別に宇宙人や悪の組織と戦わなくても平気、等身大で共感狙っていこうよ!
しかしどうもお行儀悪いフリした冷静さみたいな物感じて何故か私の歯車と合わなかった、熱くなれなかったのです。
続編作る気満々のようですが、それくらい描き足りなかったのかな?そのせいで私は食い足りなかったのかも。
モナリザは一体…?
狭い施設の中、ただ一つ彼女が望むのは外の世界への憧れだったに違いない。赤い月に魅了された彼女は不思議と魅せられて秘めたるパワーを発揮していくのですが、人の目をじーっと見て何を考えているのかを読ませないようにするテクニックはどこで身につけたやら?孤児という設定だが、まるで何処かアジアの国から逃げ出した末に戸籍がないままの状態であるために?しかない状態の彼女がなぜ施設に、そして病気だと診断できたのか?自由を手に入れて良かったね〜というラストと同時にモナリザの謎しか残らない印象であった。
超能力コメディ
事前の紹介記事ではシリアスな話のように感じましたが、コメディでした。
わかり易く宣伝文を考えると、
「他人の行動を自在に操る超能力朝鮮系アメリカ人の少女がやってきて、ニューオーリンズは大騒ぎ」ってところです。
題材的にも全体の造りもB級、或いは日本なら夜11時以降の5回モノのドラマといった趣ですが、映像センスが抜群に良いので陳腐感はありません。むしろスタイリッシュです。
ニューオーリンズを舞台に選んだのも、ちょっと斜に構えていて微笑ましい。
先週の朝日の映画欄で難しいこと言ってましたが、ちょっと風変わりなホラーコメディとして気楽に観れば、普通の人にもオススメできる佳作です。
次回に続く、のかな。
モナ・リザの能力やなぜあんな頑丈な病院に入ってたか?だいたい解るけどなんか中途半端な終わり方。いや、Tシャツの兄ちゃんが「続編で会おう」って言ったから続編あるかな。
結局あの少年が一番大人らしい行動をしたようだ。
音楽が素敵!
ほぼ内容、ノーチェックで鑑賞。
オープニングから、どう展開するのか読めず、心地よい高揚感。
靴くれた人、Tシャツくれたファズ、拾ってくれたボニー、そして後半の相棒、チャーリー。なんだかみんな愛おしかった!!
しかし、アメリカ、とゆうか、ニューオリンズ、こんなに怖いところなの?!
音楽、良かったーー。サントラ欲しいー。
デトロイト編の続編期待!
血のように赤い月の夜、覚醒が起きる
拘束着に囚われたモナリザの顔から逃れられない
眼を逸らせない私も引き摺り回されていく
その力を利用して金を稼ぐ相棒もできるが、友となる息子の少年のふれあいがうれしい
キッスだけで助けてくれる、いかにも悪そうな奴もさりげなく良い
自由の先は何があるか分からない
それでも歌と共に
続編で会おう
こないだ鑑賞してきました🎬
モナ・リザを演じるチョン・ジョンソの、終始表情を出さない演技はなかなか良かったのではないかと。
12年も精神病院に隔離されてれば、そうなりますかね😅
精神病院を脱走し、ファストフード店の前で出会ったケイト・ハドソン演じるボニーに拾われ、彼女の息子チャーリー(エバン・ウィッテン)ともハッシングを通じて徐々に仲良くなりますが‥。
最終的に、ボニーはモナの能力を使って金を巻き上げた客から仕返しにリンチされ、病院送りに。
モナとチャーリーは国外逃亡することになりますが、土壇場でチャーリーがあえて(別のアジア系の女性に)誘拐されたと騒ぎを起こし、時間を稼いでモナだけ飛行機へ。
ボニーの事が心配になったチャーリーは、病室で包帯だらけの彼女と再会しハグをします。
モナは飛行機の席で、ファズ(エド・スクレイン)からもらったヘッドホンを聞きながら、窓の外を眺めるラストでした🙂
見た目によらずファズが本当にモナ達に協力的だったのは、意外ながらも良い展開でした😁
チャーリーのスケッチを見て、モナが微笑むシーンも人間味が出ていて私は好きです😀
最後、クラブの用心棒スナッキーがボニーをボコした客の鼻をパンチで折ったのも、因果は巡るということですかね。
ボニーは確かに荒稼ぎしましたが、それを男3人でボコボコにするのは‥個人的にはやり過ぎ感がありました。
スナッキーが黙ってないのもある意味当然かと。
水曜で1200円で観れたのも、私としてはポイントでした👍
無垢な正義がみなぎる夜
2022年。アナ・リリー・アミールポアー監督。精神病棟で突如覚醒した女性は、なぜか目を合わせた他人の身体を操れるように。病棟を抜け出して街に出た彼女は偶然助けたストリッパーのシングルマザーと一緒に暮らすようになって、、、という話。
認知能力に問題がある主人公は、なんとか英語が理解できるレベル。病棟に戻りたくないという以外にはとくに欲望もない。他者に認められることと食べられることでほとんど満足なのだが、直観的な正義感もある。そして、その直観的な正義感は波動のように彼女の周囲に広がり、世界は因果応報で動いているかのように進んでいく。まるで5歳児の無垢な正義感が世界を満たしていくかのような爽快感がある。ストリッパーの小学生らしき息子と息が合うのも道理だ。一般的に小学生もまた無垢な正義感を抱いているのは言わずもがな。
彼女を利用して金を稼いだストリッパーが報いを受けるだけでなく、その報いを与えた被害者たちも過剰報復の報いを受ける。
政治難民の親から生まれて10年以上も統合失調症で病んでいた状態から覚醒したとき、彼女には現行法を超えた原初的な正義の観念が伴っている。彼女に触れた人々はその正義の観念に感染して常識的な善悪を超えていく。だから、当初は怪しい売人にみえる男が、逃避行を助けてくれる頼もしい仲間になるのだ。
正義とは別の筋として。逃亡しなければならない主人公がある家族と出会い、子どもと心を通わせ、親は裏切るものの子どもは一緒に逃げていこうとまでするが、最後は親を思って子どもは元に戻る、主人公もとりあえず逃げ延びる、というストーリーが残す感動も忘れ難い。今ここを逃げ出す喜び、また、それを断念するにいたる決断、という形が、物語の原型として無条件に心を揺さぶるのだろう。
こんな小粋な映画に出会えるを待っていた!
この作品は、
序盤のモナリサの歌と歌詞をよく覚えて置くことが必要です。
できたら、
ナット・キング・コールの歌声を予習復習することを薦めます。
それはまるでモナリサを愛でるように絵筆を振うダ・ヴィンチの心境が分かる気になります。
そう、それはあの子生意気な小僧の様に…。
不吉なブラドムーンの夜に、
物語は北朝鮮?から政治亡命した家族の子女を12年間危険人物として特別監禁している間に、
人を操る念力を修得し、あの夜に見事脱獄して色々な事件を巻き起こしながら逃亡する少女の話です。
(以上の真偽は不明で、私見です)
超能力をもつ少女に関わる人達がみんな自然に、できる範囲で逃亡者の彼女を何の見返りを期待せずにちょっとした協力してゆく姿がいかにも合衆国らしく屈託がない。
きっと、日本なら怪しい人物には関わらないし、直ぐに警察に通報してしまう。
ニューオリンズの土地柄なのか、皆んなが逃亡者に理解があり、そんな事件の小話の一節ごとに小粋な種が仕込まれており、
終わりに近づく度にその種明かしが小気味よく明かされて行く、そのタイミングがとってもチャーミングでセンスの良い作品だった。
そう、
最後には、
その心地良さに、
思わず微笑んでしまうのだ。
それがモナリサかなぁ
(^ω^)
モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン
デビュー作「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」など独特の世界観の作品で注目されるアナ・リリー・アミールポアー監督が、オリジナル脚本で手がけた長編第3作。
他人を操る特殊能力を持った、エキセントリックでミステリアスな少女モナ・リザの繰り広げる逃走劇を描く。
謎めいた少女モナ・リザは、あの有名な絵画と同じ名前だが、絵に描かれた女性のようにほほ笑むことは決してない。
彼女は12年もの間、精神病院に隔離されていたが、
ある赤い満月の夜、突如として他人を操る特殊能力に目覚める。
自由を求めて施設から逃げ出したモナ・リザは、サイケデリックな音楽が鳴り響き、刺激と快楽に満ちたニューオーリンズの街にたどり着く。
そこでワケありな人生を送ってきた、さまざまな人たちと出会ったモナ・リザは、やがて自らのパワーを発揮し始め、月に導かれるように新たな世界を切り開いていく。
「バーニング 劇場版」でデビューし、Netflixオリジナル映画「ザ・コール」「バレリーナ」などでも活躍する韓国人俳優チョン・ジョンソがモナ・リザを演じ、
モナ・リザをある計画に引き込むシングルマザーのダンサー、ボニー・ベル役をケイト・ハドソンが務めた。
そのほかの共演に「ミッドウェイ」「デッドプール」のエド・スクレイン、人気コメディアンのクレイグ・ロビンソンら。
撮影は「ミッドサマー」などのアリ・アスター作品を手がけたパベウ・ポゴジェルスキ。
2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
キレッキレでシャレオツなアートムービー
人の心を操る能力に目醒めた主人公が、施設を抜け出しニューオーリンズの街を流離うサイキックサスペンス。
キレッキレでシャレオツなアートムービー。
ネオンカラーに彩られた美術設計が美しく、主人公のミステリアスな魅力を増幅している。
シリーズ化するみたい…
ホラーやスリラーっぽいのかな?と思ってたけど、それっぽいのは序盤だけ。
残念ながら(笑)
超能力を操る少女が主役で、いろいろ謎あり、シリーズ化するみたいです。
アメリカはニューオリンズが舞台で、バーボンストリートも出てきます。
イカしてる♪
行ってみたい(笑)
けっこう、まあまあ、面白かった。
70点ぐらい。
23-136
そもそもモナリザって何者なの❓
謎多き主人公。
利用する者、愛する者、
護ろうとする者、捕えようとする者。
関わり方ひとつで、
悪魔にも、天使にも、少女にもなれる。
教訓を示すような童話なのでしょうか🤔
期待度○鑑賞後の満足度○ こういう訳が分からないけれどノリで作った様な映画は結構好きだ…刹那的で挑発的で…でも後半超能力を使う場面が殆ど無くなり普通の母子ものになってしまうのが物足りない。
①ゴールディー・ホーンの娘がこういう役をやるようになったとはやっぱり時間の流れを感じます。
②ストリッパーをしながらああいう家に住めて子供を普通に学校に通わせられるとはやはり米国ならではかな。
③ストリップ・バーの描写も類型的だし最後の追跡劇もスリリングさが足りないが、エド・スクレイン扮するタトゥー男がアブナイ奴でなく結構良い奴だったのは好感が持てる。
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