「生きることの難しさ」有り、触れた、未来 ワクワクさんの映画レビュー(感想・評価)
生きることの難しさ
自主制作ならではの熱量と監督の作家性を体現したような映画でした。むしろ自主制作だからこそ実現できた作品といえるかもしれません。
構成としては、序盤から複数の物語が別々に進行し、過去から現在に至るまでの背景が描かれていきます。
それぞれの主人公は様々な過去をひきずり、悩みや問題を抱えていますが、背景にあるのは決して特別な物語などではありません。皆、等身大の人間です。だからこそ感情移入できたし、共感できました。
やがてそれぞれの物語は互いに影響し合い、終盤に向けて重なり合っていきます。
これ以上は観てのお楽しみですが、とにかく情感を揺さぶる映画でした。何度も泣きました。
生きることの難しさを感じている人や、とにかく泣きたい人にオススメしたい映画です。
コメントする