劇場公開日 2022年1月21日

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「ありがちな擬似家族物ではない」声もなく 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ありがちな擬似家族物ではない

2022年1月22日
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鑑賞方法:映画館

主人公のテインは、口が利けない。
当然、テインを演じるユ・アインには、ただの一言もセリフはない。
それでも表情と身振りで、純粋で温かくかつ粗野で教養の欠片もないキャラクターを見事に体現してた。

テインの不幸な境遇については殆ど語られないので、何故口が利けなくなったのかや幼い妹の出生など、色々と謎は残るのだけれど…

誘拐された少女とテインたちの関係性も、何となく予想してたものとは少し捻ってあって、単なる孤独な者たちのエモい擬似家族ストーリーではないのも良かったな。

葵蘭シネマ