「死んで、死んで、爽やかな青春!」カラダ探し しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
死んで、死んで、爽やかな青春!
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通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
最近流行りのお化け屋敷やリアル脱出ゲームのようなアトラクション性があり、ホラー映画なのでもちろん怖いが楽しんで観られた。従来のJホラーと一線を画す印象の作品だ。
死の無限ループから脱出するため、クラスメイトであっても殆ど接点の無かった登場人物たちが団結し、友情を育んでいく展開は青春そのものであり、爽やかさが眩しかった。
恐怖描写はオーソドックスながら、際立っていたのがアクションシーンの速度と迫力である。赤い人やエミリーとの戦闘でスピーディーなアクションが展開され、手に汗握った。
眞栄田郷敦の身体能力の高さがそのままアクションシーンに活かされており、赤い人との肉弾戦や巨大エミリーにチェーンソーを叩き込むシーンの動きのキレの良さに惚れ惚れ。
昼の青春と夜の血塗れのコントラストが素晴らしい。まるで「IT/イット」のような怪物との対決に興奮し、鑑賞後の満足感がハンパない。ライトに観られる青春ホラーの良作である。
[余談]
巨大エミリーの口の開き方が「シン・ゴジラ」のゴジラのそれにそっくりだった。
オマージュと勝手に解釈し、ゴジラ・ファンとして心中でニヤニヤが止まらなかった。
[鑑賞記録]
2022/11/02:MOVIXあまがさき
2025/09/04:Netflix
*修正(2025/10/26)
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