「喰い合わせ」カラダ探し U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
喰い合わせ
色々と含むモノの多い映画ではあったけど…喰い合わせが悪いような気もしてる。
原作を読んでいないので、ホラー映画だと思っていたのだけれど、まさかの青春映画だった。凄いごった煮の作風だった。
タイムリープで、ホラーで、スプラッターで、友情が芽生えて、爽やかな青春映画で、告白があってキスをして、怪獣映画になって、オマケの映像では社会派な一面まで覗かせる。
…どんだけ詰め込むんだ、と。
ただ、まぁ、ネタ的にそうなる流れは分からなくもない。ないが、吹っ切れすぎなんじゃないのかと。
夜には殺戮
昼には青春
この相反する構図がお互いを相殺してるような気もする。なんかタイムリープを謳歌してるし、終わらない夏休みのようでもあり、「あー、また今夜、殺されるのかー、まいっか、また繰り返せばいいだけだし。」的な。
いや、むしろ、一風変わった青春映画だったのかもしれない。
いや、きっとそうなんだ。
コレは青春映画だったのだな。そう思うと色々と合点がいく。なら☆4くらいでもいいかなぁ。
赤い人との共通点が「孤独」であったり、イジメの構図だったり、結局その人を知る事で問題が解決したりと、ホントに含まれてるコトは多い。
色んな見方が出来るのも今風なのであろう。
ゴードン氏はハーフみたいな顔してる。ブラジルの血が入ってるのかと思うくらいだけど、男前だ。お兄ちゃんにはそんな事思わなかったんだけど、彼はスポーツ万能なんだろうなぁと思う。
そして、そのゴードン氏にキスされた橋本さんにやられるw役の上ではおそらくファーストキスなのだろうと思うんだけど、その焦り具合とトキメキ具合の匙加減が絶妙で…さすがって感じだった。
そんなこんなで、やっぱ青春映画だったのだな。