「実は漫画化しているストーリーです」カラダ探し 蟷螂さんの映画レビュー(感想・評価)
実は漫画化しているストーリーです
漫画 「カラダ探し 異」 と
全く同じストーリーと設定でした。
カラダ探し異はまだ完結していない、
無印と解とはパラレルワールドですので、
漫画等の予備知識等は無くても平気です。
無印や解の漫画を一通り読んだ人も、
新しいストーリーですので十分楽しめます。
グロ描写はエグい描写は無いですが、
割とキツイものがありますのでご注意を。
1番有名なシリーズの無印と異なる点は
・登場人物とそれぞれの立ち位置
・赤い人の設定
・カラダ探しの設定とルール
・校舎の構造
大きくわけてこれらの点ですね。
以下、無印との違いです。
ネタバレOK、無印視聴済みの方はどうぞ。
登場人物に関してですが、
無印の一夜とメンバーはほぼ同じですが
健司が外され、代わりに篤史がいます。
各人物がそれぞれ心に弱みを握っており、
その弱みがストーリーに繋がります。
遥やその代わりの人物は登場せず、
頼んでくる人物は赤い人となります。
八代先生もちゃんと出てきますが、
無印とはカラダ探しの設定が違うため、
無印とは違う立ち位置で登場します。
赤い人についてですが、
無印の様な見たら振り返ってはダメ、
歌が終わったら殺される等の設定は無く、
赤い人に見つかったらすぐ殺されます。
大分シンプルな設定に落ち着いていますね。
放送にて瞬間移動することも無く、
どこにいるか把握しにくいため、
無印よりも難易度が上がっています。
また「異」及び映画で初の展開ですが、
ぬいぐるみが○○します。
カラダ探しの設定やルールは、
少し説明しにくいですが、
無印の様な深いストーリーは無いです。
無印のストーリーを簡略化した感じです。
こちらもシンプルな設定になっていますね。
集める体は赤い人及び小野山美子の物で、
無印よりもパーツが小さくなっています。
また赤い人に食べられると
現実世界で存在が消えてしまうという
新しい設定が中盤で追加されます。
そのため終盤は殺されるのでなく、
食べられないよう立ち回るようになります。
またカラダ探しが終わると、
メンバーはその時点での生死を問わず
カラダ探しの出来事を忘れる設定です。
八代先生も覚えていない為、
カラダ探しの助言をすることはないです。
(しかし過去にカラダ探しをしたことは
あることをきっかけに思い出してます。)
また最後の一人が棺に入る設定は消え、
最後の一人が過去に殺されたこととなり、
「新しい赤い人」になる設定となりました。
また校舎の構造が大きく異なります。
旧校舎や植物園は無く、
礼拝堂へ体を収めることになります。
(スタート位置も玄関でなく礼拝堂です)
放送室に入れないなどは無く、
本当に校舎全体を探すことになってます。
ざっと漫画無印との違いを挙げましたが
まだまだ無印とは違う点が多くあります。
演技や演出等はかなり得点高いですし、
青春シーンに抵抗がないのであれば、
かなり良ホラー映画として見れるでしょう。
漫画勢からの評判がイマイチなのは、
やはり無印とストーリーが違うからですね。
解と異は知名度があまり高くないですから。
しかし個人的には十分楽しめました。
当時リアタイで更新を追っていたくらい
大好きな作品タイトルでしたので、
実写化しただけでも嬉しかったですね。
現在更新中のカラダ探し異は
この映画通りに話が進むと思うので、
漫画でどのように描かれるのか楽しみです。