「何でもアリを前提に。独特さが光る“本当の”ピノッキオ。ただし評価は人により分かれそう。」ほんとうのピノッキオ K.RYYさんの映画レビュー(感想・評価)
何でもアリを前提に。独特さが光る“本当の”ピノッキオ。ただし評価は人により分かれそう。
全編を通して漂う不気味さは、薄暗い映像や、衣装・建物を含む美術デザインが古き時代を彷彿とさせるからだと思います。1800年代イタリア原作の童話を実写化した本作は、その独自性が際立っていました。
木製のピノッキオが違和感なく人間社会に溶け込み、ファンタジー要素を描くCG表現も見事です。俳優陣の演技も素晴らしく、作品全体の世界観にリアリティを与えています。
個人的な印象ですが、童話ということもありストーリーに緩急は少なく、好みが分かれる作品かもしれません。原作や背景を知った上で観れば、某アニメ実写映画とは一線を画す独特のデザインと世界観を堪能できるのではないでしょうか。
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