バーズ・オブ・パラダイス

まだ、あと一時間位あるが、ちっとも、面白くない。
フランスの推奨する『ロマンチックバレエ』とは、ロシアの推奨する古典とは少し違う。どちらの国も自分達の方が上だと思っているのだろうが、一般的見方では、フランスのバレエは、ロシアや欧州のその他の国から、大きく出遅れている。そして、その差は現在も続いている。あくまでも、受け売りだが。そう聞く。
そう、思ってこの映画見ると、脳裏に焼き付いた偏見(？)で、この映画の状況を納得してしまう。
多分、監督はフランスの女性の監督なのだろうが、ここまで、自虐的にフランスのバレエを描いて、何が得になるのだろうか？エロい場面がもう少し出てくれば、ただのR18映画だと僕は思った。
かなりの美少女を使っているのだろうが、醜い白人少女に見えた。似たような白人女性ばかりで、画面は暗いし、似たようなおかしな性格で、ストーリーを追うのが大変だった。それでいて、ベタな内容だし。兎に角、役も役者も演出家達も、バレエの好きな人はこの中に存在しないと思えた。
何故最終選考で、古典が登場しないのか？音楽も気味の悪い変な音楽。クラシックはどこへ行ってしまったのか？これでは、アメリカのポールダンサーなのでは。