「【”怒りを解き放つ鍵。そして母を亡くした少女の怒りは、再婚しようとした父からネオナチに向かった。”今作は熱帯夜に見ると非常に爽やかな気持ちになるバイオレンスアクションである。】」BECKY ベッキー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”怒りを解き放つ鍵。そして母を亡くした少女の怒りは、再婚しようとした父からネオナチに向かった。”今作は熱帯夜に見ると非常に爽やかな気持ちになるバイオレンスアクションである。】
■母親を亡くした13歳の少女・ベッキー(ルル・ウィルソン)は反抗期の真っただ中。そんなある日、彼女は山の中の別荘で父から再婚相手ケイラと息子タイを紹介されるが、反抗心からその場を飛び出してしまう。
その直後、刑務所から脱獄したネオナチの凶悪犯4人組が別荘に押し入ってくる。
◆感想
・今作を非常に爽やかな作品である、と思った私は何処かオカシイのでしょうか。ハイ、オカシイです・・。
・今作では、”少女VSネオナチ”という、ナカナカ観ない設定が面白怖いのである。
・劇中では、ネオナチは”鍵”探しに拘るのだが、結局その理由はハッキリとは描かれない。だが、鍵を手にしたベッキーの”良い子で居る時は、とっても良い子。でも悪い時は・・。”と言う序盤のフレーズがここで効いてくるのだなあ。
ここは、私の勝手な解釈であるが、”鍵”とは封印していた暴力を開放する”鍵”なのである。故にその”鍵”を手にしたベッキーは、ネオナチの中でも理性的で、序盤に幼い子供二人を車を奪うために殺めた事を悔いるエイベックスの差し出した手を無視して、無表情に彼の頭を銃で撃ち抜くのである。
<そして、ベッキーに事件の真相を聞き出そうとする女医に対し、ベッキーはシラを切るのである。ベッキーの本性が目覚めたシーンである。
正に、13歳の血塗れ少女・ベッキーを演じたルル・ウィルソンが、華やかにサスペンスホラー界に降誕した瞬間なのである。
大体ね、ネオナチなんて思想を持っている連中なんか、ドンドンヤッテ仕舞えば<以下自粛>>
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