劇場公開日 2021年11月5日

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「牧師さんがワルサーPPKを持たなくてはならない社会」リスペクト bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5牧師さんがワルサーPPKを持たなくてはならない社会

2021年11月18日
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鑑賞方法:映画館

オラオラ、ゴリゴリの歌唱続きです。でも、これ、マジでジェニファー・ハドソンが歌ってるんですか?それってすご過ぎひん?
もう、そこにビックリです。吹き替え歌手を調べても調べても、出て来ないw

純粋に伝記映画。ジャズや所謂ブラ・コンが大好きなんですが、アレサ・フランクリンは微妙にジャンルがずれているのか、ほとんど聞いた事が無い。と言うか、盤も多分持ってない。

父親がパブティスト・チャーチの牧師さん。教会で歌っていたことや、多くの活動家に子供の頃から可愛がられていたこと。などなどは初めて知りました。お父ちゃんが、さっと出したワルサーPPK。自衛のためにハンドガンを持たなくてはならない時代背景に思いをはせつつ。アメリカ近代史を生きた歌手、と言うか黒人女性だったんですね。

歌の声量に圧倒されましたが、そもそもアレサ・フランクリンのファンって言う訳でもないせいか、心打たれる、ってほどでもなく、結構普通に観終わってしまいましたが。

オバマ大統領就任式の、アレサ・フランクリン本人のパフォーマンスには、ハートをもって行かれました。全盛期のステージを見たかった。ジェニファー・ハドソンも凄いと思うけど、これは、誰が演じて、誰が歌おうとも、役不足ですわ。

本人、すご過ぎです。

bloodtrail