「魂を震わせる歌声」リスペクト 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
魂を震わせる歌声
アレサ・フランクリンのバイオグラフィー映画。
本人の指名の有無に関わらず、この役はジェニファー・ハドソンしか居ないと思ったし、期待以上の歌声を聞かせてくれた。
幼少期から周りの大人達の都合に翻弄され、歌う意味を模索しながらもがき続けるという天才歌姫にありがちなストーリーは、劇中でも名前が出てくるジュディ・ガーランドにも重なる。
酒に溺れ、オトコに寄りかかり・・・
でも、神に与えられた才能に感謝をし、神の言葉を歌声を通じて伝え、人々の心を解き放つ。そこに自己表現の場を見出すことが出来たのだから幸せな人生だったのかも知れない。
とにかく、アレサ・フランクリンの歌が満載の音楽映画。やはり、DVDが発売されてから家で見るのではなく、大画面・大音量の劇場で見るべき(聴くべき)作品。
ラストに本人の歌唱シーンがあったのも良かった。
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