劇場公開日 2021年11月5日

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「人間らしくて、かえってリアルで良い。歌も良いのだが、尺が30分くらい長いのが玉に瑕。」リスペクト 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人間らしくて、かえってリアルで良い。歌も良いのだが、尺が30分くらい長いのが玉に瑕。

2021年11月6日
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楽しい

アレサ・フランクリン「ソウルの女王」知らなかったよ!!R&Bって言われも・・でもね描かれてないけれどもキング牧師と同時代進行だから芸能人とはいえ、人種差別では苦労したのだろうね。白人と伍すどころかスターの座にのし上がったのだから大したものだよ。それでも・・【基本、洋楽はど素人ですので認識が誤っているのは勘弁してください。ホイットニー・ヒューストンは知ってますよ。さすがに「ボディガード」でね。】

やっぱり単純単細胞な私には、申し訳ないけど洋楽と言えば、ビートルズ、ストーンズ、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズ・・・いや💢それジャンルが全然違うだろ・・と叱責を💢受けそうだけれども・・

音楽、何歳になっても初心者の私には、ブルースとかゴスペル??とか黒人系の音楽は、シブすぎてわからないヨ。そもそもマイケル・ジャクソン モロにブチ当たる世代だけれども、マイケルも、スティビー・ワンダーも理解できなかった。

別にけなしているわけではなくて、「演歌」よりは遥かに良い。私いい歳こいて、昔のトラック野郎がカセットで聞いていそうな「演歌」。生理的に拒絶。受け付けないのですね。それよりは遥かにウェルカム。未だに場末の酒場でかかっていそうな演歌、演歌全般、サブちゃんとか生理的に、うらぶれた酒場で酔いどれている連想される状態、受け付けない体質なのだ。私は。

その点、ブルースとかR&B
とかわからないだけで、受け付けないわけではない。本作でも主人公の歌声も良かったが、コーラスのお姉さんが良かった。

音楽&人間模様。結構人間関係は屈折していて、特に男関係はうまくいっていない。最悪な男の暴力、抑圧。時代だねぇ。今、逆だって、日本もアメリカも、嫁さんと母親に男どもは頭上がらない。

ただ、この描写、結構モタつくのだけれども、逆に嘘が感じられなくてリアル。
黒人と白人で違うけど、昨年だか一昨年の作品「ジュディ 虹の彼方に」と基本かぶる。スタートしての名声と、一個人としての苦悩、人間らしい弱さ、だらしなさ。ジュディが最後ヨレヨレでも歌い切ったシーンのような鮮明さがイマイチ。

とにかくリアルではあるのだが、人気沸騰となったターニングポイントがよく分からないし、オバマの前で歌ったくらいで、最近まで生きていたから脚色しにくい部分はあるのだろう。ただ主人公の歌のパンチは私にも響いたよ。ただ最後に挿入される生前のリアルな張本人の歌声が一番良かった。

満塁本塁打