「だから生きてゆく」笑いのカイブツ 赤の他人さんの映画レビュー(感想・評価)
だから生きてゆく
「それができる」「それしかできない」
「それがやりたい」「それしかやりたくない」
そんな葛藤や苦悩をまざまざと見せつけられた。
冒頭から不穏な雰囲気が押し寄せて肚に力を込めさせられて、そこから怒涛の勢いで感情をぶつけられる。
人間の集団の中で生活を営む。ということに対して不器用な主人公が
好きな事に取り憑かれるような生き地獄に立ち向かう姿は、見ていて苦しくもあった。
エンドロールの写真とスタッフロールのコントラストがパキッとしていて、目をしかめずにはいられない
映像という刺激と、文字という刺激の対比だったり
世の中と、作品を生み出す人達の名前(そこに付随する苦悩)を突き付けられるような気もした。
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