「勝ち取った平和を誰が否定する」1941 モスクワ攻防戦80年目の真実 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
勝ち取った平和を誰が否定する
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モスクワの戦い
第二次世界大戦中の1941年10月2日から1942年1月7日にかけて
ソビエト連邦の首都で最大の都市であったモスクワ近郊で行われた戦闘
ドイツ軍にとってバルバロッサ作戦で最も重要な軍事的目標の一つ
ソ連軍はこの電撃作戦に対し新たに徴兵した予備兵力らで防御戦を展開
決死の戦闘で押し返しドイツ軍は大幅に後退させたが
ソ連軍はこの4ヶ月で100万人もの多大な犠牲を伴った
この映画はロシアに今でも語り継がれる戦いを
戦闘未経験ながら前線に駆り出され散っていった
ポドリスク兵学校士官候補生3500人たちを
映画化したもの
感想としては
珍しいソ連視点からの激戦は斬新で
カチューシャなど有名な兵器を使うシーンも
存分にあり戦争の理不尽さ悲惨さを
伝えながら英雄となった赤軍の兵士を
称える作品に仕上がっていたと思います
日本では二百三高地にあたるでしょうか
赤軍は男は戦場女は後方みたいなものはなく
全員平等に戦いますから戦場でラブロマンス
的なものもお構いなしに出てきます
まあ好きになった女性と親友の三角関係
って感じですが
ヒロインも戦場で走り回るってのは
なかなか無いんじゃないでしょうか
愛国心だなんだと言うだけで
軍国主義だなんだと叩かれる昨今
ただ単に自分たちの暮らしや故郷を
脅かすものを退けるために立ち上がる
当たり前じゃないでしょうか
世界大戦がもたらした人類の叡智というならば
こんな人が死ぬ行為はやめようと幅広く
理解されるきっかけとなった事じゃないでしょうか
まだ火種はありますが武器を管理してる側は
きわめて慎重です
戦争を願ってる連中は戦争反対派に多いと
いつも思います
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