「特に書くこともないほど何もない」ファイター、北からの挑戦者 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
特に書くこともないほど何もない
韓国では北朝鮮出身者に対する差別が酷いらしい。それを知っていたのでどうしてもこう考えてしまった。北朝鮮出身者の女性が脱北者であるだけで受ける様々なことを跳ね返すためにボクシングに打ち込むのだと。
そういった要素がないことはないが、最終的には北朝鮮出身者であることはほとんど関係なくなってしまうんだよね。もう誰でも物語が成立してしまう。これが非常に残念。
中途半端に恵まれない北朝鮮出身者パートから始まるものだから余計に残念。
そんなわけで、別につまらないことはないけれど、特に見るところもない作品だった。
北朝鮮出身者であること、孤独な女性であること、ドラマを盛りたてられる要素はあるのに一つも活かすことができてない。ボクサーなのにファイトシーンがほとんどないのも盛り上がらない一因。
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