翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめてのレビュー・感想・評価
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通天閣が、、、、
ネタに振り切ってるのが良かった
琵琶湖へ流入してくる川はたくさんある中、琵琶湖から流れ出る川は瀬田川のみ。
その流れ出しを管理している瀬田川洗堰、これを操作することで大阪の淀川に流れていかなくなることを生かしたストーリー展開に興味が湧いた。
戦い方について、前回作同様に出身有名人対決から始まったり、トビタを使ったり、戦い方が優しいところもいい感じ。
滋賀や埼玉に興味を持てるようになるかも。
エンディングのミルクボーイの漫才も好き。
飛んでいった通天閣のふもとの映画館で鑑賞したので、映画館の外に出て通天閣をまた違った視点で見ることができた笑
滋賀のない人生はしがない人生と申します
2023年映画館鑑賞71作品目
12月16日(土)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『のだめカンタービレ 最終楽章前編』『テルマエ・ロマエ』『テルマエ・ロマエII』『翔んで埼玉』『劇場版ルパンの娘』の武内英樹
脚本は『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』『カイジファイナルゲーム』『ライアー×ライアー』『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル』『劇場版ルパンの娘』『KAPPEI カッペイ』の徳永友一
あらすじ
埼玉県にビーチを作るために必要な和歌山の白浜の砂を手に入れようと千葉の船をチャーターし出航した埼玉解放戦線の人々
百美はお留守番
船は難破し麗は和歌山の白浜に流れ着いた
そこで滋賀解放戦線のリーダー桔梗魁に出会い大阪部隊の追撃から逃れるため2人は滋賀に避難
大阪府知事は白い粉もんで世界大阪化を目論んでいた
なんやかんやで滋賀和歌山奈良連合軍VS大阪神戸京都連合軍の戦が始まる
手始めに東京の大阪化を狙い大阪から打ち上げられた通天閣タワーを追撃する行田タワー
アメリカ帰りという麗の設定はどうやら滋賀帰りが正解だと今作で判明した
父は埼玉解放戦線のリーダーで母は滋賀解放戦線のリーダーというハイブリッド
現滋賀解放戦線リーダーは弟
その弟は初めそれを知らず麗に恋心を抱いてしまう
甲子園の地下で強制労働を強いられている滋賀の人々を解放する条件で大阪府知事に協力し麗を裏切ってしまう魁
結局大阪府知事に騙され滋賀県民は解放されず
甲子園の地下で強制労働されていた埼玉解放戦線の人々の協力で脱出した麗と再会した魁は謝罪し許してもらう
その際の魁の「煮るなり焼くなり抱くなり」という失言と堀田真由演じる美湖の「抱くなり?」というツッコミ?が笑いどころ
今作で光ったのは杏と堀田真由
杏の身長の高さがキングダムに引き続き今回もハマった
ポテンシャルに合致する役に恵まれると彼女の存在感に味が出る
堀田真由の舞妓メイクが面白い
あまり彼女の出演作は鑑賞してないがこの人は舞台出身でもなく若いけどはわりとうまいよ
お留守番のため出番は減った気もするが今作も二階堂ふみのアホ面変顔は健在
前作で千葉解放戦線のリーダー阿久津翔を演じた伊勢谷友介があの件が影響し今回出演できないがそれをギャグとして活用していることに自分は大いに感心した
ただ前作に比べるとディスりがわかりにくい
出身者対決も前回に比べイマイチだ
それはたぶん筆者が生まれも育ちも東日本で高校の修学旅行以来関西には行ったことがないからかもしれない
前作はイマイチだった関西ウケを狙った今作だったがあちらには今回ウケただろうか
それはわからないしほんとのところ全く興味はない
関西人らしきネット民の東京に対する異常な対抗意識はうんざりする
全てにおいてスマートな北川景子を見るにつけますますそう思う
至る所に青山あり故郷から遠く離れた地域で活躍する人々と地元から出ることない保守的な人々とは人間の出来が違うのかもしれない
自分もちょっとくらい日本人として理想的な北川景子みたいな人になりたいがまあ無理だろう
かわいいかわいいイケメンの菅田将暉は関西人だとは知っていたが大阪出身だったとは記憶違いだった
彼も地元に帰れば「でんがなまんがな」「坊さんが屁をこいた」とか言うのかな嫌だな
大阪の人がドーナツを食べるイメージがわかない知らんけど
道頓堀で大阪人が「ドーナツなんて浮き輪にもならへんがな」「なんでやねん」とかやりとりしてそう
配役
関東の人々
白鵬堂学院3年A組の転入してきた埼玉解放戦線のリーダーの麻実麗にGACKT
麗に恋心を抱く名門白鵬堂学院生徒会長の壇ノ浦百美(男性)に二階堂ふみ
麗の家で家政婦として働くおかよに益若つばさ
埼玉県民ゆえに白鵬堂学院3年Z組に所属し迫害される下川信男
大宮支部長に矢柴俊博
千葉解放戦線の浜野さざえに小沢真珠
千葉解放戦線の浜野あわびに中原翔子
JR埼京線代表に山中崇史
JR京浜東北線代表にゴルゴ松本
西武新宿線代表に杉山裕之
西武池袋線代表に矢田部俊
東武東上線代表にデビット伊東
東武伊勢崎線代表にはなわ
白鵬堂学院の野球部の男に戸塚純貴
関西の人々
滋賀解放戦線のリーダーの桔梗魁(男性)に杏
京都で舞妓として偵察を行う甲賀忍者で滋賀解放戦線のメンバーの近江美湖に堀田真由
滋賀解放戦線のメンバーで美湖の兄の近江晴樹にくっきー!
滋賀解放戦線のメンバーに津田篤宏
滋賀のジャンヌダルクこと滋賀解放戦線前リーダーで魁の母に高橋メアリージュン
和歌山の姫君にトミコ・クレア
和歌山の姫君の真の姿に天童よしみ
大阪府知事の嘉祥寺晃に片岡愛之助
嘉祥寺晃の妻で神戸市長に藤原紀香
嘉祥寺夫妻と親交が深く特に神戸市長と不倫関係の京都市長に川﨑麻世
京都の女将に山村紅葉
大阪都構想に失敗した水晶玉使いの妖しげな元大阪府知事にして嘉祥寺晃の母にモモコ
粉もん工場従業員にどんぐり
粉もん工場従業員にゆりやんレトリィバァ
阪流作品に引っ張りだこの売れっ子俳優に北村一輝
テレビドラマ「大阪ラブストーリー」の出演者で織田裕二風の男に山本高広
テレビドラマ「大阪ラブストーリー」の出演者で鈴木保奈美風の女に川上千尋
京都洛中を訪れた京風の男に本多力
京都洛中を訪れた京風の女に坂下千里子
麗を追う京都部隊に氏神一番
熊谷市で開催された埼玉県市町村対抗綱引き大会の人々
さいたま市の職員に内田智治にアキラ100%
智治の妻で本人は関東出身だが両親は滋賀県出身の内田直子に和久井映見
内田夫妻の娘で既婚で出産間近の若月依希に朝日奈央
自宅がある鶴ヶ島から熊谷の綱引き大会に駆けつけカーラジオから流れる都市伝説の飛び出しとび太に感化される依希の夫の若月健太瀬戸康史
埼玉県市町村対抗綱引き大会を主催したものの大宮と浦和の直接対決を恐れるさいたま市市長に村田雄浩
与野チームの関係者席にいた大阪出身の助産婦にくわばたりえ
無駄に壮大なクライマックス(褒めてる)
前作は、映画館に2度自腹で足を運んだ。
先祖代々埼玉の地で生きてきた身としては埼玉が捨てたものじゃないことは充分わかっているので、自虐ネタを笑うにも余裕あるしね。
今年の夏には、『翔んで埼玉Ⅱ』の絵柄の田んぼアートを見に行田まで行ったのよ~。
お辞儀している麗と百美の指がちゃんと2の形になってて、世界最大級の田んぼアートだからこそ、そこまで細かく描けるんだなぁと感心したわ。
今作は……自腹なら1回でいいかな。
『翔んで埼玉』なのに半分以上が関西で埼玉ネタが少ないのでマイナス0.5。
元々県民ネタや国民ネタが好きなので関西ネタもまあ笑えたんだけど、自分の地元とそうでないのとでは、笑うにしても腹の底からか頭で理解しているからかの差はやっぱりある。
そして、埼玉ネタは前作でもやった熊谷の気温や浦和vs大宮が中心だったので、更にマイナス0.5。他にももっとネタあるでしょ。
県の中部北部の人は、さいたま市や所沢市辺りを結んだライン、つまり武蔵野線(も出てきましたね)が走っている市をつないだ線から南は東京に汚染(笑)されてて、本当に埼玉らしいのはそれより北だと思ってるとか。
※実際「埼玉」の地名は埼玉県北部の行田市が発祥で、さいたま市が埼玉市にならなかったのはこの辺りからの要望もある。
更に減点方式で行くと、なんで百美を関西に行かせないかな~とか、甲子園は大阪ではなく兵庫でしょうとかあって星がどんどん減っちゃうけど、それはこういう映画には違うよね。
前作で唯一の不満点が、キャストのほとんどが大まじめに演じているからこそ笑える中で、神奈川県知事役の竹中直人が一人ギャグっぽい演技で雰囲気をぶちこわしていたことなのだけど、今作ではメインキャストにそうしたものが見られなかったのはよかった。
今回の新キャラの皆さんノリノリで、特に片岡愛之助さん、「どちらかと言えば好き」だったのだけど今作ではっきり好きになった。
いやあそれにしても。
「田んぼアートを見るためだけにあんなものを作るか?」って、そのためだけだと思ってたよ。笑。
「古代蓮の里」という行田市立の公園の中にあるんだけど、蓮の花を見るにも公園全体を眺めるにも高すぎるし、「のぼうの城」もとい忍城を見るにはちょっと遠いし。
埼玉発祥の地だけあって、行田には埼玉を守るための心がけがあったんだねぇ。ほんと、見に行っといてよかった。
おかげで無駄に壮大なクライマックス(褒めてるんだってば)を心の底から笑えたわ~。
杏と片岡愛之助と藤原紀香
ここまではじけてバカバカしさ満載で面白過ぎ。脚本も演出も素晴らしい。えてしてこういうギャグ作品は、しらけまくること多々ありだが、本作はそんな事ない。笑わせ過ぎとなる。
片岡愛之助と藤原紀香の夫婦が共演するのだが、その目の前で紀香が別の男とキスしてるし……。そしてやたら最近引っ張りだこの杏の弾けた演技。素晴らしいわ。滋賀県と大阪、京都、兵庫の有名人争いには笑ったし、そのラストの紀香のどんでん返しも秀悦で、ラストの埼玉迎撃タワーにも笑ったわ。
テレビで満足と言わず、劇場で見てほしい。
どうにか3作目。作れないものか。
全力でバカな映画
タイトル通りバカすぎる。いい意味です。
笑えるところは笑えるけど、寒いところは寒い、特に大阪のノリとか僕にはわからなかったです。
僕は学生時代関西で、今関東に住んでるので、本作の笑いどころなんとなく理解できますが、全く違う地方の方が観て面白いと思うのか。気になりました。藤原紀香さんと片岡愛之助さんのくだりが1番面白かったな。
川崎マヨネーズ
もともときっちりまとめる気もないんだろうが話はとっ散らかっている。それでもその場その場で楽しませてくれる、これも娯楽映画の醍醐味。
前半の杏とガクトの接近はマジエロい。そして片岡愛之助に藤原紀香は想像通り笑わせてくれるが、川崎麻世の京都府長が(先入観の裏返しではあるが)最高。堀田真由がもう一つ大きく弾けてくれたら良かった。
小ネタとしては武蔵野線周りも多摩地区民として笑えた。あと通天閣が日立と明記したまま発進したのも想像を超えて良かった。
本気でバカをやっている素晴らしさ
役者さん全員本気でバカみたいなこのシナリオに取り組んでいるところは本当にすごいと思います。役者魂ってこういうことを言うのかなと。
反面、脚本の方はというとやはり二匹目のドジョウな感じが否めず…。
私としては一作目の方が面白かったです。
関東だけではネタ切れになるだろうと関西に進出したのは面白い着眼点だとは思いましたが、ギャグ部分が正直微妙だったなと。あるあるネタといえばあるあるネタでわからないネタも特になかったんですが余り響きませんでした。
脚本は微妙でしたけど、あんまり触れてる人がいない(様に見える)凄い点として、CGかなり凄くないですか、この作品。某怪獣映画のCGが絶賛されていますが、これもそれにヒケを取らないレベルのCGだった様に思います。
ヒットしたとしてももう三作目は流石にやんなくていいと思います。
内輪ネタ地元ネタだってことが大前提
内輪ネタと地元ネタしかないし、知らなきゃポカンってなるから、かなり人を選ぶと思います
映画的な笑いはほぼないので、ナポレオンの方がまだ笑ってしまうシーンが多かったくらい
映画全体を見ると「ネタ」を有名映画のサンプリングでツギハギし、映画風にしているコント番組という感じなので、映画を見慣れない人の方が合うかもしれません。
今回は埼玉県、滋賀県、和歌山県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県あたりが主なネタ産地
一点だけ苦言?
阪神球場は兵庫県にあるのだけど大阪にあるような流れがちと気になります。「埼玉」から観たら、阪神球場は大阪にあると勘違いしてるのではないか、と劇中で誰かが突っ込んで欲しかったなぁ。
甲子園は大阪じゃないです!!兵庫県にある!
全体的には、本当に面白いですし、確かにパクリまくりですし…関西ネタが豊富で、関西人としては笑うツボ満載でした!
が、甲子園は大阪にはあらず。兵庫県西宮市にあります。劇中一言でも『嫁の出身地なんやー』とかでもセリフがあれば納得でしたが、『まさか、まさか?このまま大阪設定でいくのか?』と思ったら、まさか でした。
映画上の設定なのか、どうか、分かりませんけれど、なんか西宮市民としては…残念に思いました。
ありきたりなヒット作の続編に収まってしまい残念
前作は、強者に虐げられる弱者、許されない恋というよくあるテーマを埼玉県と東京都に当てはめるシンプルさを、原作の強烈なワードの面白さと掛け合わせることで、深みが出た作品になっていた
続編で新たな視点をと言うことで関西を出したのだろうが、翔んで埼玉の続編ということで埼玉県を絡めたことや、大阪がやっていることの動機が、話を分かりにくくしていると思う。埼玉県をディスろうとする現代パートも、求めている人はいるのだろうか
行田タワーの刺身最高は、埼玉県にちなんでいないし無駄
原作を越えられていない安易な笑いが多い
今回最大の敵だった大阪も東京の二番手になっている不満があるはず。大阪なりの苦しみ悲しさもあっても良いと思う
世界観を同じにした滋賀の話にする勇気を持英断をすれば良かったと思う
今作を観た関西人はどう感じるのだろうか
映画館に笑いが少なかったと思う
年末、疲れが癒やされました。
冒頭、空からの「山田うどん」、車窓からの「しまむら」。高い建物のない農道を走る車に懐かしさを覚えました。
壮大な茶番劇なのでいちいちツッコミ入れないと思いつつ、戦国時代かよ!ベルバラかよ!なのに近代兵器かよ!などと笑いながら楽しむことができました。
特に杏の熱演、かっこよかったです。
愛之助、紀香夫婦の演技も振り切れていた!
そしてトビタくんの活躍、湖岸に累々と横たわるトビタくんの死屍。涙なくしては語れない。
三重県の立ち位置も「そうなんだ!」と思ったし。田んぼアートの場所もしっかりインプットできたし、あわびとさざえも面白い。姫君の真の姿も笑えました。
今年1年頑張ってきた方に肩のこらないエンタメ映画としておすすめです。
前作でヌーの川渡りに笑いましたが、今作も「そんなに!?」と笑いました〜!
伏線回収とか意外とちゃんとしてますよね!
前作に続いて、アホなことを真面目に映像化してる姿勢が大好き。
愛之助様&紀香様がガッツリ共演していて、嬉しかったです♥ オーラがすごい。
大阪勢VS滋賀県民の戦いシーンでは、「キングダムのときより存在感あるやん」と笑いました…。
とびおくん、ありがとう。エンドロールもサービス満点だったので、席を立たないでくださいね〜!
「ドリルせんのかーい!」
この調子なら第3弾もあるんだろうな
日曜日にイオンシネマで
シニア料金の恩恵は曜日に制限がないとハタと気付き
せっかくなので預かろう
11月23日に公開された首と翔んで埼玉2
いずれにすべきかと悩んでいたところ
妻は翔んで2にすべしと
首を観た後日曜の晩餐を平穏に過ごせなくなるぞと
確かにその通りだ
観たい度は首の方が高かったのだが
家族の助言は素直に受け入れた方がいい
で大正解 超なんにも中身がない映画で爆笑連発
基本前作と相似形の構成で生き残ったキャラも多数
前作の二階堂ふみの草でも食わせとけに匹敵するセリフ
片岡愛之助の甲子園にぶちこんどけ
彼の怪演は素晴らしかった
藤原紀香との関係が微妙な設定もくすぐる
意外と現実か
いちばん笑ったのは
京都人の本音が掴めずノイローゼになったというくだり
この監督はテルマエの人だと思うが
芸人ではなく役者に演じさせて
しっかり笑いを取れる力量は大したものだ
この調子なら第3弾もあるんだろうな
東北あたりかな
(以下映画と無関係)
終了後は駅前の公園ベンチで発泡酒3本をグビリ
寒くなってきたが好天の昼間でギリギリいけた
で立ちそばで〆 いい日曜日になった
馬鹿馬鹿しいのにクオリティ高くてしっかり面白い
前作も鑑賞済みです。本作から鑑賞しても十分楽しめるとは思いますが、あくまでも前作の続きとして物語が進み、前作の振り返りもほとんど無いので、ところどころ前作を鑑賞していないとよくわからない表現が出てくるので注意です。また、前作よりも更に田舎県のディスりがパワーアップしているため、そういうネタとして割り切って鑑賞することができない方にはオススメしません。
GACKTさんや二階堂ふみさんなどの主要キャストは前作から続投。新規キャストとして片岡愛之助さんや藤原紀香さんの夫婦共演や、杏さんや堀田真由さんなどの魅力的な女優さん、野生爆弾のくっきー!さんやハイヒールモモコさんなどの芸人起用も多く、豪華キャスト陣も本作の魅力ですね。
終始馬鹿馬鹿しいコメディが繰り広げられつつ、ちゃんとストーリーは停滞することなく進むし、話の本筋は虐げられていた者たちのジャイアントキリングという、爽快感とカタルシスに溢れた王道展開なので、見た目とは裏腹に堅実で面白い作品になっていたと思います。
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東京都民から差別的な扱いを受けていた埼玉県民だったが、麻実麗(GACKT)が率いる埼玉解放戦線と、麗に惚れ込み彼に協力することとなった東京出身の御曹司・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)の活躍により差別が撤廃され、人間としての尊厳を取り戻した。埼玉県は横のつながりが薄いことに危機感を抱いていた麗は、埼玉県を横断する路線「武蔵野線」を開通するため、県内の鉄道会社に依頼をするが、対抗意識の強い鉄道会社はそれを断固として拒否していた。交渉が難航していたところで、麗の提案で「和歌山の白浜から白い砂を持ち帰り、越谷に海を作る」ことを条件に、武蔵野線の開通を検討してくれることになった。かくして麗たち埼玉解放戦線の一行は、和歌山を目指して出発するのだった。
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「意外に面白い」。本作の評価はこの一言に尽きます。
前作以上にバカバカしい内容の作品ではありますが、コメディパート以外のメインストーリーは実に王道的です。虐げられていた弱者たちが団結し、暴君を討ち倒すというジャイアントキリング。これは面白くないワケが無い。
コメディシーンも、「県民あるある」が詰め込まれつつ、色んな都府県を面白おかしくディスるという内容で、非常に笑わせてもらいました。前作は主に関東圏のローカルネタでしたが、本作は関西圏のローカルネタと自虐他虐がメインでした。東北在住の私ですが、それでも問題なく面白いと思えるコメディで、劇場で笑いをこらえるのに必死でした。
ただ、前作もそうでしたが、かなり誇張した都府県ディスりが繰り広げられる若干不謹慎な作品ではありますので、一部の方は不快に感じてしまう部分もあるかな~という印象です。
また、ストーリーは王道的なものですが、悪くいってしまえば先が予想できてしまうありきたりなものなので、映画に慣れ親しんだ方が観ればありきたりで退屈に感じてしまう可能性もあります。
ただ、私はそのような不満点は鑑賞中は微塵も感じることなく、おバカで優美な世界観に引き込まれて楽しく鑑賞することができました。難しいことを考えずに鑑賞することができるエンタメ映画としてはこれ以上ないクオリティだったと思います。オススメです!
関西事情に疎い人間でもこの作品を観れば最新の状況が分かる…ワケでは無いのでそこんとこヨロシク、と原作者の声が聞こえてきた気がします。
前作は鑑賞済みです。原作も知った上で観たのですが
期待を上回るおバカな出来映えでした。面白かった。
その続編と聞いて、今度は一抹の不安…。・-・;
この手の作品の続編、大概コケている気が…。・_・;;
柳の下に2匹目のドジョウはいるのか?
とか考えながらも、GACKTが復活して出演したコトだし
観てみましょうと、脳内会議で決着。はい。
そんなわけで鑑賞です。
さて今回のお話。
前作、念願かなって「手形無しで東京にいける」ようになった
埼玉県民だったのですが、まだまだ埼玉県全体が連帯感を持つ
には至っていないようで、それが悩みの種の、麗と百美たち。
連帯意識を盛り上げるためにと、麗(GACKT)が提案します。
「埼玉に "白い砂のビーチ” を作ろう」
その計画を実行に移す麗と百美(二階堂ふみ)。
白い砂。これは和歌山の白浜から入手できるらしい。
それならば早速 と、麗は和歌山に向けて船で出帆します。
一方の麗。麗から埼玉に残るように言われて傷心中・_・;
埼玉県を横断する鉄道新路線(武蔵野線)の計画が色々と
難航しており、その調整のため残ることに。(涙)
百実を残して出発した埼玉解放戦線のご一行サマ達。
初めての海。船の旅。そして埼玉は海無し県…。
船に慣れないみんなは船酔いでゲーロゲロ… *∩* ;
ついには嵐に見舞われて船が難破… きゃぁぁぁ
流れ着いたのはなんと 和歌山の海岸。(マジか)
麗に近づく一人の人物…。敵か味方か。どきどき
その正体は滋賀解放戦線のリーダー桔梗魁(杏)であった。
魁から「他の埼玉解放戦線メンバーたちが大阪に送られた」
と知らされた麗。これは助けに行かなければ と
和歌山・奈良の山を越え、大阪に向かう二人。
「とび太」に見守られながら、ようやく大阪に到着。
そこで目にしたのは、天下を盗らんとする大阪府知事の野望。
何の罪もない滋賀県人や奈良県人に無理難題吹っ掛けては捕まえ
信楽焼のタヌキを壊せと迫り(踏み絵、いや踏みタヌキ)
口にタコ焼きをムリヤリ食べさせては洗脳していくのだ。
何て恐ろしい計画。さあ大変。×_+
この「日本全国大阪植民地化」を謀る陰謀をこのままにしては
おけないと、和歌山・奈良・滋賀と力を合わせ、野望阻止に
埼玉解放戦線が立ち上がるのだ。 おお
…というお話。
◇
今回の作品、前半はストーリー運びにムリヤリ感が拭えず
登場人物の演技もいま一つノリが悪い感じがしました。
それが、滋賀のオスカルこと桔梗魁と麗(GACKT)が、
実は血を分けた兄弟(兄妹では無かった…)と判明する
辺りから、全体的にテンポ良く話が展開するようになった
そんな風に感じました。
終盤の「出身有名人対決」は定番ですね。
今回は産地偽装疑惑が暴露されるネタもあって楽しめました。
前作ほどのインパクトは無かったかも …ではありますが
関西各県のイジりネタは、東日本での生活者としては面白く、
より関西が身近になったような気がします。
※滋賀・和歌山・奈良へのイジリは、愛情の裏返し。
オブラートは効いているように感じました。
観て良かった。
満足です。
◇あれこれ
■滋賀のオスカル
が登場したのだから、アンドレも出るかと期待したのですが
登場しませんでした。うーん残念。
このキャラクターは映画オリジナルと思うのですが、途中まで
女性キャラと思ってました。
外見が美人女性だけど実は男性を女優が演じるものだから、混乱…。
二階堂ふみ演じる「百美」は原作に居るキャラなので、脳内でも
男性とイメージしやすかったのですが…(…むむ)。
まあ、魔夜峰央の作品ですから。 ということで。・_・ヨロシク
※それにしても、麗はパンコラン少佐、百美はマライヒ
のイメージですよねぇ。 加藤諒はまんまパタリロだし。
■琵琶湖の水の出口
琵琶湖には沢山の川から水が流れ込むそうなのですが
水の流れ出る川は淀川一本だけなんだとか。
へぇそうなんだ。ひとつ賢くなりました。
そこを塞き止めて淀川を干上がらせるのが今回の作戦
でしたが、それってかなり大変そうです…。
■大阪=タコ?
大阪イコール「たこ焼き」なんですね。と改めて認識。
明石のタコは有名で知ってました。使っているのでしょうか。
…けど明石は兵庫県。ま、いいか。
なんてことを考えていたら、たこ焼きが無性に食べたくなりました。
■マイアミビーチ
琵琶湖に本当にあるのか、地図で検索してみました。
検索一発目はアメリカの海岸…。 違~う。違わないけど。
検索二発目を「琵琶湖 マイアミ」でやり直し。
結果…「マイアミ浜」と名のついたキャンプ場を発見。おお
これはきっと地元では有名な場所なのでしょう。知らんけど。
◇最後に
日本のさいたま化を図る計画なのなら、更に続編も作れてしまう
ようなのですが、まだ続くのでしょうか。うーん。
県に有名な歌があると、舞台になりそうな気がしてきました。
ここまでの作品で出てきたのは…
♪なぜか埼玉
♪琵琶湖周航の歌
♪なのにあなたは京都は行くの
有名なご当地ソングのある県、どんなのがあるでしょう。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
前作と比べたら
GACKTのメイクが薄くなった?
前作のほうがメイクが濃くて、魔夜峰央作品の特徴が出ているなと思った。
片岡愛之助や前作伊勢谷友介のインパクトに比べると負けていると思う。
片やモブ役の白鵬堂学院の生徒たちのほうが宝塚レベルのメイクしててそちらは力入れるのか!!と笑ってしまった。
前作の東京テイスティングや23区カースト制度のようなオリジナル性があるディスリがなく、単純に関西圏を対象とした各県の特徴を連ねているだけ。
インパクトが全くなかった
オケ-ィ~たちまち独壇場 リッスンリッスン、なーなーななーな レディフォ-マイショウ! バンザイ遊ぶ気に寿 シャウリラウ シャウリラウ!
唱~の歌が炸裂席巻 どうもにもノリノリの日々・・・たちまち独壇場www
琵琶湖の水止めたろか~が ガチで実現してしまいそうな超水位低下の中
先日「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」を観たよん。
まあ、良くも悪くもディスり愛で。
前作は東の中の東の出来事って感じでしたが、今度は東から見た西の中の出来事って捉え方(イメ-ジ)がされてる気がしますね。
ガチで西サイドで作ったらこんなもんじゃないと宣言しますわ。
特に洛中! ”許すまじ・・・”ww 思ってる方多そう。
”桓武天皇”ってナニソレ お題を投げてる気がするやん。
出しもん合戦 期待してたのにな~。
前作の”市原悦子”で おおぅぅ~ の声はオオウケしたぞ。
あの笑いが無かったのが惜しい。
とても似つかん南郷の洗堰! いったいどこのやネン それ!?
ソビえる大きさやないか~い。
とび太大量出しとか、鮒ずし塗り合いとか・・・やめてくれ~い。
キモイわ キモ過ぎるわw
一番 納得したのが、最後に登場する 武蔵野線の開通、かな。
そこだけメチャうなずけたワ。
次作も他府県でやるん?九州とかで?
全然期待せんとくわ wwww
~Ready for my show~
~Shout it out, Shout it out~
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