「映画館で初めて続編の予告を見たときは「あり得ない」と思って笑ってしまった。」翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で初めて続編の予告を見たときは「あり得ない」と思って笑ってしまった。
前回ラストでGacktと二階堂ふみが、 ”日本埼玉化計画” をぶち上げたときは恐怖におののいた。
そんな悪魔の野望を掲げるGacktが、日本全土大阪化の阻止と、大阪、京都、神戸に支配される和歌山、滋賀、奈良、三重の自由と解放のために立ち上がる。 ってか?
「クスッ」とか、「フフッ」とか、鼻で「フン」とか笑ってしまうような小ネタが満載で面白かった。
関西ネタはあまり分からなかったが、「○阪」の印がついた白い粉が笑えた。
徹夜明けで2本目だったので後半寝てしまった。なんと、大事な各県の有名人対決を見逃してしまう。一生の不覚だ。まあ、もう1回見に行くからいいけど。
あと、埼玉側では、行田タワーが笑えた。地上50メートルの展望台からの眺望が素晴らしいとのことだが、行田の行き方が分からない。行田市って埼玉のどこらへんに有るんだ?
僕は埼玉県民じゃないから大宮と浦和の位置関係もよく間違える。先日も武蔵野線で南浦和乗り換えで赤羽へ行くときに、京浜東北線で大宮方面に乗る直前に間違いに気づいて事なきを得た。浦和、大宮の両市民から呆れられそうだ。
予告でお父さんが「2度やる話じゃないだろ」と言ったとき、その通りだと思って笑ってしまった。今回の続編が作られたことで、1作目がヒットしてたことも初めて知った。まさかこんな関東ローカルな作品がヒットしてたなんて夢にも思わなかった。
原作は、1作目が映画化される少し前に話題になったとき初めて知った。「埼玉県民には雑草でも食わしとけ」のセリフがおかしかったので原作を読んだが、このセリフがすべてだと思った。原作と作者のファンには申し訳ないが、僕は面白いと思わなかった。
だから1作目が映画化されると知ったときは「まさか」と驚いたが、更にまさかのGacktさんと二階堂ふみさんが出てるので見に行った。
面白かったので2度も見てしまったが、絶対ヒットしないと思ったから、今回もホント「まさかの続編」 だ。
「日本経済および世界情勢を鑑みるに、こんな映画の続編ができて、しかも客の入りがいいなんて、日本映画界ひいては日本の将来が大いに危ぶまれる。大丈夫かね?
そのうえ2作目もヒットして3作目が作られでもしたら、いったい日本はどんな顔して世界と向き合えばいいのだろうか?」 なんてことはないか、ヤッパシ。
3作目もきっと見に行く。予想される九州編飛び越えてハワイ編とかなったら笑える。そしたらハワイ編たぶんきっとツマラナイ。