「設定がもったいない作品」永遠の831 長谷川さんの映画レビュー(感想・評価)
設定がもったいない作品
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主人公が新聞奨学生、時間を止める能力、
追加の同能力者、主人公がテロに参加、
など、ポイントポイントは良かったです。
ただ脚本が生きていなくて
奨学生の尺が長い割に本筋には関係なく、
時間を止める能力も
一年間もある割に上手く使えていない。
ヒロイン登場時でも、
主人公は疑ってかかるほうが先では?
いきなり惹かれ合う等
脚本がご都合主義で引いてしまう。
テロ組織もヒロインの能力で事足りてしまい
主人公と一緒に行動する理由が無い。
主人公の能力じゃないといけない理由、
そういう流れが色々な所で欠けている。
テロに参加するのはとてもイイと思います。
若い主人公が思想に感化され犯罪組織に、
という設定は良いのですが、
感化される程の要素が足りないですね。
もったいない。
最後は時間切れみたいに唐突で
ここももっと主人公の心の描写が欲しい。
何も変わらない世界の不条理、
を描くなら尚更。
ちなみに私も新聞奨学生だったので
配達風景、販売所はよく描けてると思いましたが、
チラシ折込はどうした?雨カバーは?
主人公不在時は専業が代配でしょ?
契約は長くてもせいぜい6ヶ月だから
それ以上の未納は無いぞ?
とか本筋に無関係だけど気になった(笑
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