「父親にとっては辛い作品かも」スティルウォーター bionさんの映画レビュー(感想・評価)
父親にとっては辛い作品かも
父親が娘のために頑張る作品は大好物。(自分が娘を持つ父親なので)
リーアムニーソンとか、メル・ギブソンとかのジャンル映画とは毛色が異なって、父親にとってはつらい気持ちになる。
異国の地で、娘が有罪判決を受け刑務所に収監される。その娘が、無実であることを訴えいるとしたなら、父親にとって選択肢はない。自分を犠牲にしてできる限りのことをするしかない。
悲しい事に、この娘は結構なワガママで、父親のビルが振り回されてしまう。しまいには逆ギレまで。それにしてもアリソン役のアビゲイルは顔も声も伊藤沙莉に似てるなぁ。
昨日見た『クライマッチョ』に似ている部分があって、ビルにとってつかの間の幸せが訪れる。物語の流れから考えて、何かが起きることへの伏線になってしまうが、主人公に感情移入すると、これが切ない。
タイトルの意味は、最後に近づくとわかるようになっているが、カタルシスはなく、複雑ない余韻が残る。
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