劇場公開日 2022年11月25日

  • 予告編を見る

グリーン・ナイトのレビュー・感想・評価

全59件中、21~40件目を表示

3.0ただただ世界観

2022年12月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

世界観はいいんだけど山場がなくガウェインの自分探しの旅

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ムロン

4.0不徳不実ないくつもの夜を越えて

2022年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

そうきたか!なるほど。な感じでした。TTRPGにどっぷり浸かっていた身としては、「円卓の騎士の物語」は脊髄反射位に無意識で劇場に足が向くレベル。何故か「ラスト・ナイツ」的なものを想像していたので多少面食らいましたが、虚実紛々の探索行を描いたものとしてはだいぶ好みでしたね。ともすればカビ臭い騎士道ものになりかねない題材を上手く現代的なアレンジしていたのではないでしょうか。
「目」の演技が大事な映画だったので、淡々としているようで熱い感じがとても印象的でした。
あと、マーリンめっちゃこわい笑

コメントする (0件)
共感した! 0件)
lynx09b

3.0騎士道の脱構築

2022年12月11日
iPhoneアプリから投稿

途中だいぶよくわからないのだけど、騎士道とか名誉とかヴィルドゥンクスロマンの脱構築らしいことはなんとなくわかった。「ちょっと待って」って言ってみるものだ。恥ずかしがってはいけない。それで死なないならラッキーである。

旅立ちの前にエセルが言った言葉が全て。
エセルも首を無くした少女も城の妃も、女性たちは繰り返し問う「名誉?それは本当に望んだしあわせなの?」
あのゲーム乗らない手もあったのね。

彼はあの後どんな人生を選ぶのかな。

バリー・コーガンはいつもいい。

どうやら伯父さんはアーサー王らしいので、その辺わかってるといいのかも

お母さんがよくわからないな。たぶんお母さんが与えた試練?だらしない息子にちょっと気合い入れるか的な?

英語のフォントがおしゃれすぎて読めなくて敗北感。
ひさしぶりによくわからないな映画みたなー

コメントする (0件)
共感した! 1件)
hyvaayota26

4.0騎士道とは死ぬことと見つけたり

2022年12月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、
正式な騎士になれぬまま怠惰な毎日を送っていた。

クリスマスの日に、
円卓の騎士が集う王の宴に、
異様な風貌をした緑の騎士が現れ、

ガウェインは、
その緑の騎士の首を斬り落とす。

ところが騎士は転がった首を自身の手で拾い上げ、
ガウェインに1年後の再会を言い渡して去っていく。

ガウェインは、
その約束を果たすべく、
未知なる世界へと旅に出る。

その旅とは、
英国騎士の王様になるには伝説が必要なのだ。

その旅とは、
騎士道修行、
ゆめ幻の如くなり

あなたは、

死ぬ一瞬に、
走馬燈の様に過去どころか、

生きながらえ将来を垣間見てしまったら、
あなたならどうしますか?

グリーン・ナイトは、
クセ強い映画だった。

映像や風景が幻想的でスピリチュアルで、
たまにはこんなのいいじゃないですかー

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カール@山口三

3.0おおォォォ……この感覚は久しぶり…笑

2022年12月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

これはこれは………笑
映画を解釈するのは好きなほうですが、これは久しぶりに置いていかれたなァァ~笑

「なんか面白そう~」とか、「A24って凄いらしい」とか、普段ポップなハリウッド作品や話題作を観ている方が安易に飛びついちゃうと、酷評行きな気がしますね。

中世の歴史や騎士に関する予備知識はほぼありません。しかしながら予告を観て、高鳴る想いを自制し(傷つく事は想定内…)、結構楽しみにしていました。

夢か現かのダークファンタジーさはしっかり表現出来ているのではないでしょうか?
怠惰な自分からの逸脱、冒険談としては少々分かりにくい点が多いので、単純明快な作品ではないです。映画を鑑賞しつつ「えーっと!だから!あれはきっと!なのかな!」…と、悲しいかな自分に足りない感性との戦い必至です。笑

世界観や映像美、カメラワーク等は独特で、とても魅力的で素晴らしいと思います。ですが、内容に関しては、観覧中も、観終わってからも、分かったような分からなかった様な、それこそこちらも夢心地のまま。
そして考え抜いた挙句、「う~む結局ようわからんなァァ~」と諦めの境地へ達します。

とても悩ましい映画です。ただ、悩ましいという感覚は視点を変えるとどうにも魅力的でもあります。
映画好きのお仲間が居れば、この映画についていつまでも語り合える楽しさはありそうですね。

不思議なことに、もう二度と観ないとは思わず、また観てみたい、理解したいと思っています。
ということは、難解だと独りごちながらも、この映画の独特の魅力に惹き付けられているのでしょう。
それこそ、映画の素晴らしさだと思います。

次観た時はどう感じるだろう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ちゃっちまるまる

3.0暗喩

2022年12月7日
PCから投稿

映像の持つ力が圧倒的。

正式な騎士にはなっていない、駆け出しの騎士見習いのガウェインが、旅の中で騎士道精神と、騎士の取るべき行動を考え学んでいくのですが。
直接的な表現がほとんどなく。
その美しい映像で描かれるのは、ひたすらファンタジーな不思議事象ばかりで、何かの暗喩になっています。
そしてガウェインは、何故騎士になれないのかという理由を自問自答していきます。
そのビジュアルを使った禅問答のような展開は……
眠くなるかも。
見応えはあるんですけどね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
コージィ日本犬

3.5絵本を読み進む様なダークファンタジー

2022年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

個人評価:3.8
1ページづつ童話の絵本をめくっていくような感覚。
どのシーンも挿絵の様な絵が思い浮かび、物語が進む。
とても知的で寓話なダークファンタジー。
生ある者は全て、この物語の主人公の様にグリーン・ナイトのルールに従い、休まず死に向かっている事に気付かされる。そして誰もが自然へと還っていく。
本作もA GHOST STORYで、ある幽霊の一生を淡々と描いた様な、とても丁寧な作り。デビッド・ロウリーの独特な世界観を堪能できる。
またバリー・コーガンや、ショーン・ハリスなどの脇の役者も素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カメ

4.0苦難と妖しさに満ちた旅路

2022年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

「サーガウェインと緑の騎士」の映画化。

昨今のカルチャー等で見受けられる様な強くて、誠実な騎士ガウェインというイメージとは違い、人間的弱さを持った騎士に至るまでの物語。

約束された死の恐怖に怯えながら、苦難や不思議、誘惑に惑わされながら、経験や教訓を得て目的地に向かうロードムービー的要素が恐ろしくも楽しい。

また舞台美術としての5〜6世紀ごろのブリトン人の生活や服装等、絵画の中のような美しさも見所。

上映館が少ないが、是非観ていただきたい作品です。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ゲルゲ13

4.5現代アメリカ映画最高峰の新作

2022年12月5日
スマートフォンから投稿

知的

難しい

ドゥニ・ヴィルヌーブ、クリストファー・ノーランと並び、アメリカで新作の最も期待されるデイビッド・ローリー監督の作品です。

ナイトはnightではなくknight。アーサー王伝説をベースとした物語にマッチした美術が素晴らしい。映像表現は比類なき美しさ。ショットも編集も一流。映像の一秒一秒にかけているコストの高さは特筆もの。

物語のカタルシスとして、例えようのない優しみがラストに待ち受けます。
2022年の掉尾を飾るに相応しい一作、おすすめです。

ただし、映画偏差値はそうとう高いです。玄人好みの作品です。東野圭吾ではなく、多和田葉子です。ただしこの作品をつまらないと評するのは、三島由紀夫をつまらないと言ってしまうことと同意ですので、ご注意を。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
po.bacardi

3.0「お前に私の首斬らせる代わりに1年後、今度は私がお前の首を斬るから...

2022年12月4日
スマートフォンから投稿

「お前に私の首斬らせる代わりに1年後、今度は私がお前の首を斬るから緑の礼拝堂に来い」「Yes」緑の騎士からの提案「死のゲーム」に了承したガウェインは、約束守るべく緑の礼拝堂に向かうのだが…。

旅の途中、色んなトラップがガヴェインを襲う。とにかく次々に試される倫理テスト。そこで顕になる、怠惰な自分との葛藤。
果たして、ガヴェインは倫理テストをクリアし、無事礼拝堂にたどり着けるのか。そして、自分の首を守るのか、あるいは差し出せるのか否かー。

己の矜持とは何かがテーマでもあり、全体的に幻想的で抽象度が高く、夢との境も曖昧。モノに仮託した哲学や試される倫理の内容も、説明が少なく、分かりやすい何かではないし、物語に大きな起伏があるわけではない。

性に飲まれ、欲望に負け、倫理に叛き、約束の瞬間に怖気付く主人公。怠惰なキャラクターは漢らしさへのアンチテーゼのようでもある。

光と影、闇の使い方が上手い。圧倒的映像美。アリシアビキャンデルが妖艶。主人公を惑わすバリーコーガンの好演。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆき

4.0赤と緑の生涯をどう歩むか

2022年12月3日
Androidアプリから投稿

キツネという誘惑の象徴がつきまとう偉大なる探求の旅路の果てに、たかが遊び事の守らなくてもいい約束を律儀(バカ正直)に守る騎士道を貫き通せるのか?名誉よりも人間の腐敗…愛や血、欲望の赤のあとに腐朽の緑が来る。それはどれだけ拭い去っても気付けば広がっている、恐ろしく身近なもの。始末の悪い、美徳さえも侵される切っても切り離せない人間の汚さ。
素晴らしい撮影やプロダクションデザイン、そして豪華キャストが織り成す壮大で厳かながらシンプルな物語は、人間の弱さと本質を炙り出すように惹きつけられる魅惑的な、一遍の"詩"。"人の振り見て我が振り直せ"ならぬ自分の行く末を疑似体験することによって深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。覚悟が試される。

The Journey Out
実に見事なゲーム。ある意味では『素晴らしき哉、人生!』要素もある、非常に見応えのあるお一人様(?)内省"クリスマス映画"だった。ホリデーシーズンに自分自身と向き合うのにピッタリ。日本の宣伝で"A24史上〜"とか言う前にデヴィッド・ロウリーだろ!首≒アイデンティティー?権力?
デヴ・パテルという天才的なキャスティング。王家の血を引きながらも、必要だったいわば証明の場。その結果、わざわざ自ら首を切り落とされに行くことに。有言実行に他人の目、昔はとりわけ記録するものが無いこともあって生き残った勝者によって都合よく語られる物語=権力の歴史。

The Journey Home
例えば『ロード・オブ・ザ・リング』等のように、いざとなれば人間の弱さが露呈するように試される己の決意。この旅がショーン・ハリスに始まり、ジョエル・エドガートンに終わるの最高すぎるし、日本公開のタイミング的には二人の共演作であるNetflix映画『ザ・ストレンジャー:見知らぬ男』を思い出した。大好きバリー・コーガン君とアリシア・ヴィキャンデルも流石。

Friends, boys and girls all!
P.S. 好きな監督だし、本国公開時から見たかった作品やっと見られた!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
とぽとぽ

3.0神話の類似性?

2022年12月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

正直があんまり面白く無かった。
アーサー王伝説は結構好きなんだけど、よくよく考えたら、アーサー王の後の治世というのは良く知らなかった。
この話は、アーサー王の後の治世を少し描いているのだけど…。作り話という話もあるし…。
5世紀後半なら日本だと聖徳太子の時代だけど、当時のイギリスに文字で書かれた歴史書がなかったということを、物語っている気もする。
そうなると、仮に実存の人物であったとしても口述伝承ということになり、それって日本でいうところの神話な訳で…。
よくギリシャ神話と日本の神話(古事記とか)の類似性が指摘されるけど、この話って、なんとなくではあるが、『古事記』の大国主神話を彷彿させた…。
大国主命も実は何度も死んでたりするし…というようなとりとめもない感想でした。
結局、よくわかりません。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kawauso

5.0永遠の相の下に生きる

2022年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2021年。デビッド・ロウリー監督。アーサー王伝説に連なる伝説を映画として翻案。アーサー王の甥でありながら怠惰な男が、「緑の騎士」という不思議な騎士の挑戦を受け、人生の意義を探究する、という話。事後的にウィキペディアをさらっと見たが、結末以外はほぼ伝説の物語をなぞっていたのだとわかる。欧米の人たちにはどの程度知られた話なのだろうか。
カット・イン・アクションがあるかと思えば長回しもあり、CGと実写を混ぜ合わせた映像もある。音楽とも自然の音とも言い難い音響もあり、光と闇のグラデーションもある。生きている者と死せるもの、人間と人間以外の物に境がない物語内容も相まって、多彩な映画技術、映画体験が詰め込まれた贅沢な作品。
主人公を守ったり、助けたりする多くの人物や動物や死者が現れるが、それらに頼ることをやめる「覚悟」が問われるという物語。単に後悔しない人生の「覚悟」程度のことではなく、永遠の相の下で今を生きる「覚悟」。「永遠の相」を映像として見せる技術がすばらしい。この映画をみれば誰もが哲学者になってしまうのではないか。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
文字読み

4.0血縁であっても適正の無い者を王にはしないのよ。

2022年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

A24なのね。やっぱり良くも悪くも一筋縄で行かない映画です。
高校の頃にアーサー王伝説にはまり、この話も目を通したはずなのに黒騎士や聖杯の話とごっちゃになって忘れてました。実績のない人間が王様になれるのだろうか?王の資質とは?って話なんだけど改めて今回見て映画用に誇張されてるとは言へ、寓話的、示唆に富む話だなぁと思う。確かこの話もいくつかの民間伝承が円卓ファミリーに吸収されてアーサー王伝説体系に後から組み込まれた物だったと思う。

少々長いかなぁ、、と思ったけど諸説ある話は端折ると色々言われるからね。お腹いっぱいになる中世の寓話、監督に付き合ったA24がえらい。

ケルト系古代の香りプンプン。グゥイネヴィアとか、ガウェインとかキャステングも思いっきり掘り込んでる最新の解釈だと思う。
私だけだと思うがデーブパテルがイギリスのGentle Giantという古いプログレバンドのThe Power and the Gloryというアルバムのジャケイラストそっくりで笑ったww。スラムドッグも大きくなったもんじゃ。
あとバリーコーガンは気になる数少ない男優です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
masayasama

2.5お経を面白いと思うなら、これも面白いのでは

2022年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

家でなら倍速間違いなしの、スローな進行。

公式サイトのネタバレコーナーを帰って来て、読みました。
「ここには、こういう意味が!」
「このシーンにはこういう意味が!」

…へぇ〜。で?

こんなに吸引力ゼロ。
お経ですら盛り上がれる人なら、これでもきっと。

公開前に映画館に置いてあったチラシの紙質がめちゃめちゃお金かかってて、
デザインもおしゃれ風だったから、とりあえず見ときましたが。
あと六本木のスクリーン2って一番大きいところだったので、記念で見ておきましたが。

それだけです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ababi

5.0面白かったー!

2022年11月30日
iPhoneアプリから投稿

世界一美しい「ケルズの書」の丸みを帯びたハーフアンシャル字体。動物、紐、円環の十字架。精霊も死者も動物も永遠に循環する存在だ。人間が朽ち果てようが、緑の新芽が地球を覆う。人間の存在などものともしないケルトの森林、地球の力強さに救われるような思いがする。

ロウリー監督は、魔法とスピリチュアルな中世の騎士物語を、見事に現代の若者に巻き直してみせた。最高過ぎる映像で!

ガウェインには栄誉や偉大さが「ない」。今の時代で言えば、立派な仕事や夢だろうか。
これには自分が一番がっかりしてしまう。しかし、いつまでもがっかりしているのは、まずい。こんなとき、人生には何かが向こうからやってくるときがある。これが「やってくる偶然」だ。

ある日グリーンナイトがやって来た。「やってくる偶然」は自分の意思じゃない。向こうからやってくる。

グリーンナイトは1年後のクリスマスに迎えに来るように約束をさせる。そこで自分はどんな展開が望むのか。「迎えにいく偶然」には自分の意思がいる。

1年間、自分が何を求めているのかを試行錯誤しておくという準備が必要だが、若者にとって時間はあっと言う間に過ぎ、冒険の旅が始まる。

「やってくる偶然」と「迎えにいく偶然」が鍵と鍵穴のようにピタリとハマったとき、人は何かを察知し覚悟するようだ。

このまま帰って、死んだような表情で王座に座っている自分を察知したとき「傷つかない紐」を自分の意思で手放した。自分が求めていたもの。それは人生を自分て決めることだった。

グリーンナイトは死と再生。怖いけど、とっても有難い精霊なのだ。
ひょっとして、ボヤっとした息子に、魔法使いのママが遣わした?

コメントする 1件)
共感した! 4件)
Raspberry

4.0動物と一緒の旅はいいね

2022年11月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

A GHOST STORYではゴースト・ライト、ゴースト・ミストとでも呼ぶべき、日常生活で時々出会う不思議な光たちに魅了されました。

本作でも、特殊効果でない、幻想的な自然現象がふんだんに写しこまれていて
同じく大変魅力的だった音響・衣装も堪能でき(ゴーストの美しいシーツが衣装デザイン賞をとればいいのにと思っていた!)最高に楽しかった。
ストーリーも私にはエンタメ性がありました。

ただラスト近くのお話のまとめ?は、急に覚醒を求められ、そこはちょっと苦痛を感じてしまったかな。
個人的にはただもんわりと霧につつまれるように終わっても良かったです。

とはいえ、とても満足。
デヴィッド・ロウリー監督の次回作も楽しみにしています!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ru

2.0A24らしいですね。

2022年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

元の話を知らないまま鑑賞。言葉が少なく物語を理解するのが困難だった。最後の妄想?シーンは何??映像は綺麗だったけども…。グリーンナイトの遊びに付き合う必要が???裸のシーンは必ずありますね苦笑

コメントする (0件)
共感した! 1件)
蒼

3.5物語自体は説明が少なく、分かりにくいけど、圧倒的な映像がそんな不満を帳消しに。大人の心にこそ響くダークファンタジー。

2022年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作の原作は、中世文学の最高傑作との呼び声も高い14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」。「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきました。この魅惑的な原典を、自分の内面と向き合って成長してゆく若者の幻想的で奇妙な冒険物語へと大胆に脚色したのは、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』で知られるデヴィッド・ロウリー監督です。
 本作のバックボーンには騎士道精神があり、冒険の旅をする若き主人公に 「人間としての品格をいかにして、自分自身の中に見いだすか」というテーマを託したそうなのです。
 根本は「スター・ウォーズ」に通じる英雄譚ですが、波瀾万丈の活劇よりも独特の世界観と映像美に圧倒されました。

 物語の主人公であるサー・ガウェイン(デヴ・パテル)は、アーサー王(ショーン・ハリス)の甥であるというのに、まだ正式な騎士ではありませんでした。彼は人々に語られる英雄譚もなく、ただ空虚で怠惰な日々を送っていたのです。

 クリスマスの日。アーサー王の宮殿では、円卓の騎士たちが集う宴が開かれていました。その最中、まるで全身が草木に包まれたような異様な風貌の緑の騎士(ラルフ・アイネソン)が現れ、“クリスマスの遊び事”と称した、恐ろしい首切りゲームを提案します。
 それは勇気ある者に、見事騎士の首をはねることできたら、騎士の持つ斧を与えるというものの、その代わり「1年後のクリスマスに、私を捜し出し、私からの一撃を受けるのだ。顔への傷、喉の切り裂き…やられたままやり返し、信頼と友情と共に別れよう。」というのです。居並ぶ騎士たちが尻込みする中、その挑発に乗ったガウェインは、彼の首を一振りで斬り落とします。 それでも騎士は悠々と首を拾い上げ、1年後に待っていると馬で立ち去るのでした。
。それは、ガウェインにとって、呪いと厳しい試練の始まりでした。1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆきます。気が触れた盗賊、彷徨う巨人、言葉を話すキツネ…生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者たちが次々に現れ、彼を緑の騎士のもとへと導いてゆくのでした。

 物語は不可解。まずゲームの意味が分かりません。勝ってもなんの見返りもないのです。なんでわざわざ相手を捜し出して、首を切られに行かねばならないのか。見ている方の疑問をよそに、1年後にガウェインは約束通り旅立つのです。
 ものものしい緑の騎士をはじめ、登場人物はことごとく謎めいています。冒頭からの30分。アーサー王や女王(ケイト・ディッキー)は重々しく、舞台となる円卓のある大広間は薄暗く、光が闇に沈んでいた邪悪な魂、不気味な気配を浮かび上がらせるのです。
 加えて、振る舞いが普通ではなく魔女のようなガウェインの母親(サリタ・チョウドリー)や、旅の途中で出くわす盗賊(バリー・コーガン)、そして裸の巨人との遭遇。さらには、たどり着く城とその主人。そんな異形の者たちが、説明なしに次々と登場し、通り過ぎていくのです。

 登場人物も彼らとの挿話も、神話的で寓意に満ち、さまざまな解釈ができそうです。
 緑の騎士を自然の象徴として、1年の間に死と再生を繰り返す緑の循環と、人間との相克を読み取るというような解釈もできることでしょう。でもそんな解釈は、後からゆっくり考えればいいのだと思います。本作は怪奇でありながら映像美に溢れた独特の雰囲気にどっぷり浸るべき作品なのです。

 ガウェインも、原作の立派な騎士から、まだ騎士にさえなれない、未熟な若者に改変されていました。アーサー王にまつわる壮大なストーリーと思って見始めると、ガウェインが言い訳ばかりのなかなか怠惰な人間として描かれていて、神話や英雄を捉え直すような試みに監督の独創性を感じることができます。
 まだ語るべき物語を持たない主人公だからこそ、冒険を通して自分と向き合っていく過程に引き込まれることでしょう。緑の騎士からのゲームの提案も、ガウェインが次の王に相応しい人物としての試練を与えるものだったと解釈すれば、スッキリ腑に落ちるのではないでしょうか。
 そんなガウェイン役のパテルが見せる情けなさが漂う表情も、この旅に説得力を与えていると思います。最後までガウェインの冒険は続きます。言葉を話すキツネやさまよう巨人などのキャラクターや、幽霊のような少女に泉に導かれるエピソードや、たどり着いた城で城主の妻に誘惑されるエピソードなども、光と闇が印象に残ります。
 一方、盗賊と出会う荒れ野の場面や世話になった城主と別れる森の場面などはロケ撮影が素晴らしかったです。荒涼とした原野と広い空、うっそうとした森に人物を配した映像は一見すると絵画的だが、実は映画的だと思います。
 盗賊と馬上のガウェインのやりとりを捉えるカメラは、後退しながら2人の歩行に延々付き添います。森の風景をじっと静止画のように見せ続けることはせず、短くカットすることもちゅうちょしない。デヴィッド・ロウリー監督の独創的な映像は、美しいだけではない。あくまで映画的であることにこだわった成果といえるでしょう。

 本作でガウェインの物語自体は説明が少なく、分かりにくいことでしょう。ちりばめられた象徴を読み解くのも容易ではありませんが、圧倒的な映像がそんな不満を帳消しにしてしまいました。大人の心にこそ響く映像美あふれるダークファンタジー。傑作ではあります。

 最後に原作の最後のシーンを紹介しておきます。本作の結末とは全く異なりますが、緑の騎士のゲームが意図したものは何だったのか、ヒントにはなるのではないでしょうか。
●『ガウェイン卿と緑の騎士』第四部より抜粋(WIKIより)
 実は、緑の騎士はガウェインが逗留した城の城主、ベルシラック(Bercilak)だったのだ。城に泊めたのも、后に誘惑させたのも、すべてガウェインの度量を試すために仕組んだ罠だったことを打ち明ける。寸止めを二度したのは、ガウェインが約束通り、物品の交換に応じたことと、后の誘惑を礼儀正しく固辞したからであると述べ、傷を負わせたのは、今ガウェインが身につけている緑の帯がベルシラックのもので后から譲られたものという過ちを戒めるためだと説明する。さらに、自分が緑の騎士に姿を変えられているのは城に住む魔法使い「モルガン」(Morgan)の術によるものであると打ち明ける。二人は互いの度量と礼節、武勇をたたえ合い、ベルシラックはその功を称えるためそのまま帯を交換することを提案する。ガウェインは快諾し、ベルシラックは今一度、城でもてなすことを申し出るが、ガウェインは固辞し、アーサー王宮殿に帰る。緑の騎士の帯を身につけたガウェインは、王をはじめ宮中の者から溢れんばかりの賞賛を受けて物語は終わる。

●追伸
それにしてもエンドロール中に現れる、主を失った王冠と、それを弄ぶ女の子が登場するシーンはどんな意味があったのでしょうか?女の子は何者?

コメントする (0件)
共感した! 6件)
流山の小地蔵

3.5寝たら負け

2022年11月29日
iPhoneアプリから投稿

絶対寝ると思いポップコーンを食べながら鑑賞。いやー正解でした。食べてても眠くなった(子供かよ😅)

星新一と眉村卓を足して割ったような、中世を舞台にしたSFに感じた。なんか知らんけど面白かったです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
Oyster Boy