「不整合な社会の犠牲者」ブルー・バイユー バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
不整合な社会の犠牲者
あー、そーいう社会的背景があったんですね。本作で初めて知りました。相変わらず僕は不勉強です。昨今、日本の難民認定について問題として取り上げられることが増えてきましたから別の意味でも興味深いテーマです。ですから、事実を知ることができたのは有意義でした。
ただ、それだけだったなーって感じです。なんやかんやと色々アリアリで、面白いように裏目が続きすぎて、それらが「んな馬鹿な」って思っちゃう展開の結果で・・・。まぁドラマティックにしないと・・・だから仕方ないんだけど、それはわかるけど。。。ラスト「それだすなよ!?」って感じで引いてしまいました。僕は明快なお涙ちょーだい展開アレルギーなんですよねー?てか、このお涙頂戴展開って、この重要なテーマを安易な感動ポルノの材料にされているだけに見えなくなっちゃうんですよね。
安易な心変わりとか、明快な悪者とか、家族のことを大事にしている割に短絡的すぎる行動とか・・・なんだろなー、そんな単純なことなん?って思ってしまった。作り手が難民、移民の方々を色眼鏡で見てないか?って思ってしまいました。 残念。
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