「悪くはないのだが…」ブルー・バイユー RT65さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないのだが…
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悪くはない、全然悪くはないのだが、脚本の練り込み不足を感じてしまう…。
バイク窃盗のエピソード、特にそれが後々絡んで来る訳でもないし必要?(ていうか、それを見逃す警官て)。奥さんの元旦那も悪い奴にしたいのか、良い奴にしたいのかどっちなんだよという感じ。また、元旦那を中途半端にしちゃった代わりに作ったんであろう明確な悪役(元旦那の同僚)を用意してしまったので、システムの矛盾・不条理さみたいな話が中途半端になってない?強制送還の措置を取られたのも聴問会が失敗したのも全部あいつのせいになっちゃってるし。しかも後半の襲撃シーンは聴問会に行けなくする為だけに用意されている感が有って唐突過ぎる。最初誰がなんで襲ってるのかよく分からなかった。
テーマ的には語るべき内容だと感じるだけに、そういう部分がすごく惜しく感じた。
最後もちょっとエモーション(泣かせ)に振りすぎでやり過ぎ感が有ったな。
アリシア・ヴィキャンデルが結構歌が上手かったのには驚いた。
追記:あ、そうか、バイク窃盗は奥さんが家を出て行く理由になってたか。
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