i aiのレビュー・感想・評価
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今の邦画界に勇気ある喝を入れたね。
湧き上がる才能の塊 森山未來を観にきた@池袋シネマロサ14時30分の回。
スゲェや森山未來。 その巧みな自己演出は比類なき唯一の俳優。
他の俳優陣も呼応するように見事だ。
ちょっと長いけど監督もチカラ魅せつけたねー。
こういう作品、アニメでは見るような気がする。 それを実写でやってる...
ゴチャついてる
撮りたいのは山ほどあってアレもコレもと詰め込んで纏まらずに溢れ出して収拾が付かない感じ、シンプルに潔く上映時間を90分位で収められたらそれなりに間違ったら傑作にも??
当然の如く全体的に彩られた赤、ヒー兄にも赤を纏わせる、マヒトの憧れた世界と魅了された人、いや、マヒトゥ・ザ・ピーポーが魅了された世界を作り憧れの存在が自分自身のようで、主人公に語らせる独白が良くも悪くもマヒトらしい、個人的には良くも悪くも溜め息が漏れてウンザリしてしまう、単に説教臭い場面として判断。
何の説得力もネーんだもんヨー、ヒー兄のカリスマ性や常軌を逸した行動がデタラメにも、GEZANが好きなら細かいのは気にしないで、映画を一本だけ撮る作品を表現方法として、それだけは成功しているのでワ!?
劇中、常に金髪の娘が気になって、最初は男かと半信半疑で、終わるに終われない、終わらない、物語はズルズルと、長いって!!
キャストはメジャー、中身はマイナー系 - 映画「ai i」
森山未來と瑛太が出演している。豪華。
逆に中身はマイナー系の映画のノリだった。
マイナー映画が好きならそのマイナーさを楽しめるかもしれないが、メジャー映画のエンタメ性を求めて観ると辛いかもしれない。
# せん妄、薬物中毒
せん妄のような表現に関しては「ボーは恐れている」みたいな現実と妄想が入り混じった世界を目指したのかなと思った。
薬物中毒の演技・映像表現に関してはジョニーデップ主演の「ラスベガスをやっつけろ」が素晴らしかったので、理想的にはあんな感じにしたかったのかなと思った。
# ブルーハーツ
ブルーハーツは大人になれなかった子供達でなおかつ多くのファンを獲得したが、この映画の登場人物たちは成功しない。
# ひぃ兄のカリスマ性が
もっとあれば魅せる映画になったんじゃないかと思う。X Japan の hide のイメージみたいに「カリスマ性のあるトリックスター」だったならば。
ただこの映画のひぃ兄は単に変人っぽいだけで、魅力の部分が弱かったと思う。
# エンドロールが終わっても
最後、主役のコウが映画館の観客に向かって話しかける。
「俺たちは映画の中で生きていた。こちらの世界とそちらの世界には隔たりがある。だがお互い、エンドロールが終わってもそれぞれの道を歩もう」と。
非常にメタ的で観ているこっちが恥ずかしくなってもおかしくなさそうな演出だったが、このシーンは良かった。
もう今では誰もしない「詩の朗読」のようなことをワンカットで、熱い気持ちでカメラに向かって語るのだ。
この役を演じる冨田健太郎は3500人のオーディションから選ばれたらしい。
# ヤクザ
ヤクザの親分的な人物が出てくる。最初は怖いヤクザが後半に人生訓のような良いことを言うっていう展開はフィクションにありがちだが、あまり良くないと思う。
# ガリガリガリクソン
ガリガリガリクソンみたいなバンドメンバーが出てくる。お調子者でイラッとさせてくるタイプ。
# ビニール袋
映画館で苛立たされる音を出すお客にはパターンがあるが、今日は何やらビニール袋から食べ物を取り出して食べているらしきおじいちゃんが近くにいた。
なぜそんな音の出やすいアイテムを持ち込んでいるんだろうか。
音楽は
17番
存在感バリバリなバンドマンのヒー兄に声をかけられてバンドを始めたコウとヒー兄の弟キラと仲間たちの話。
ガキの頃から知り合いらしきヤクザの子に喝を入れたりとムチャをしつつ、思うように好きなように生きるヒー兄と、ヒー兄に振り回されたりバンド仲間と過ごすアホな時間を楽しむ若者達。
ただのアッフォかイッちゃってるのか計算か?ヒー兄に関しては難しいところもあるけれど、なかなか濃い青春の終わり頃をみている感じで面白い。
ヒー兄が逝っちゃって、ふと時計を見たらえっ?まだ半分過ぎたぐらいというところでちょっとびっくり。
そこからの紙芝居とかファンタジー感はこれまた良くわからないところが多かったけれど、若者向けの超絶メッセージ性満載の作品で、こういうアツさはキライじゃない、というか寧ろ好きな感じだった。
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