アレックス STRAIGHT CUTのレビュー・感想・評価
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リアリティがないから映画が退屈な人には最高な映画
映画とは主に
人のお芝居をカメラで撮影したもの、当然、
物語の中で人が死んだら悲しむ演技、
暴行されたら苦しむ演技をして、
それを我々がいつも見ているわけだけど、
そんな悲しんでる風、暴行されてる風に
違和感を覚えて何か退屈感を覚え、
焦燥感めいたものをもってる人にとっては
完璧と言っていい映画じゃないだろうか。
パーティ会場に向かう3人の
長くて程度の低い会話でも、
本当にそこで話してるよう、リアル、
そして見せられてしまう。
レイプや暴行で(顔が徐々に潰れて)人が死ぬ、
本当の映像なんて見たくもないし
見れたもんじゃないけど、
そんな本来はえぐいシーンを
リアリティを失わず、
完璧に作品に昇華させた
ものを見た事がない。
そう、自分はこれ以上ない
完璧な出来の映画と思った。
イタリアの宝石をグシャグシャにして話題をさらったんですね
テニア taenia 条虫 サナダムシは勉強になった。
レクタムはRectum、直腸。
フィストファックおねだり男たちの地下の発展バー。絶対入りたくない。
この映画は抜群にいい女アレックスと元彼と現カレのずいぶんと仲のよい二人の男の一夜の悪夢。
ギャスパー・ノエの映画にしてはまずまず分かりやすい straight cut (時系列順行)でした。Love3D, Climax に比べてだいぶ楽でした。チカチカするのやぐるぐる回るのやハンディカメラブラブラ画像はなるべく見ないようにして、なんとかクリア。
地下鉄のなかのピエールとアレックスのしょーもない会話がなかなか楽しかった。
そのピエールが最後に発狂したかのように凶暴化するのがキモ。
イタリアの宝石💎モニカ・ベルッチお目当てで観た感想はといいますと、大きいのに上向きでも横に垂れない美バストに感激🤩
冒頭の昼間の情事の後の二人の petit mort 感に溢れた感じがとてもリアルで良いなあと思ったら、モニカ・ベルッチとマルキュス役のバンサン・カッセルはこの映画の直前に結婚していたのね。どおりで。でも、夫婦でギャスパー・ノエ映画で何度も共演するって相当ですな。
*要注意* Blow off your mind
しつこいフラッシュ 回転しまくる映像 意味のない会話
その後は怒涛の暴力祭り なまじっかなグロ耐性を吹き飛ばす超強力な描写がこれでもかと、、
消化器に拳をせがんだら消火器を×××××××
人間のドス黒い欲望と獣性の最深部に戦慄する
メジャー俳優を使ってこんな作品を撮りあげるとは恐れ入ります
8分短いのってどこ?
オリジナル版は随分前に観賞済みで細かいところは覚えていないけれど、単純な内容なのでストーリーは結構覚えている状況で観賞。
パーティーから先に帰った彼女がレイプされたうえにポコポコにされて、それを知り犯人を追いかける彼氏と、止めようと付き添う彼女の元彼の話。
オリジナル版はエンドロールの逆回しから始まり、結末から物語がスタート。何があってそうなったか、更にその前に何があったか、更にそれは、とシーン毎にさかのぼってみせていくけれど、今作はその名の通り時系列通りにみせていく。
シーン毎にワンカット風長回しで、シーンのつなぎはグルグルグルグル、これはオリジナル版の為の演出の名残りですね。
長尺レイプシーンの長回しが強烈とか言われているけど、個人的には言うほど?と思っていたし、壊れた幸せを後からみせてやり切れない余韻に繋げるという意味では面白かったけれど、どんどん盛り上がりがなくなりまったり冗長になっていた記憶が。
そこへ行くと話を知っているせいもあるのかも知れないけれど、今回のSTRAIGHT CUTは、序盤のラブラブからのグズグズ地下鉄トークの流れこそ相変わらず長ったらしく感じたものの、どんどん壊れて行く感じがして個人的にはこちらの方が圧倒的に好みだった。
ちなみに、本作のストーリーとは直接的には関係ないけれど、刑務所に入っていた話をするオッサンは、監督のデビュー作である「カルネ」とその続編「カノン」の主人公で、かたるのはその作品の出来事ね。
不幸が不幸を呼ぶ
カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2021にて先行上映鑑賞。前作は未鑑賞。
モニカベルッチ演じるアレックスが地下道でレイ●被害に遭う。そこでパートナーとアレックスの知人が事件直後に犯人を探すこととなる。
特にパートナーの方は感情が制御できない状態に陥り暴走する。知人の方は冷静さを保とうはしつつも決して穏やかな状態ではない。最後はパートナーが関係ない者を犯人と思い込み荒れ狂うものの返り討ちに遭い大怪我を負う。そんな大怪我を負う姿を目の当たりにし知人も彼を助けようと暴走し人を殺めて逮捕される。
レイ●という一つの不幸な事件が被害者の周囲を、そして関係のない者も不幸にするまさに恐怖の一夜を描いた作品だった。
没入感が強い作品であり非常に不快感や復讐心を見ているこちらも強く刺激される。
自然と作品にのめり込む事ができる作品であった。
レイ●描写よりも事後の暴行が何より不快感を煽る。しかしアレックスのパートナー達も直後に動機は違えど結局同じ行動に出てしまってる悲惨さが心痛められる。
やはり人間はモラルを大切にしどんな状況におかれても冷静さを失ってはいけない事を改めて感じさせられる作品であった。
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