「期待外れ。ガリレオの面白さが全くない。見る価値なし。」沈黙のパレード ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れ。ガリレオの面白さが全くない。見る価値なし。
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まず、冒頭に出てきて美しい歌声を披露した女子高生佐織がすぐに亡くなっている展開で、この後映画の中での可愛い姿を見る期待が裏切られた。そして、視聴者に蓮沼を完全な悪者に仕上げ、「完黙の蓮沼をいかに落とすか」というストーリーになるかと思いきや、蓮沼が殺されてしまう。蓮沼殺害の動機は関係者全員にある中、犯人捜しをする面白みも生まれない。そもそも、蓮沼殺害に使う手法は一般人が容易に考えられるものではなく、物理学者が可能性の一つとして提起したとしても、殺意を実行に移すための現実的な方策ではなく、全く現実的でない。そして、何より湯川が佐織殺害の真犯人を問い詰めていくのだが、その真犯人特定にいたるまでの過程や理詰めの根拠、展開がなく、いきなり「あんたが犯人だよね」と言っているに等しい。湯川が真犯人に詰め寄る姿は唐突で違和感しか生まれない。
ストーリーが二転三転するわけでもなく、ダラダラと進みながら、突然予想だにしない真犯人が登場する。誰も想像しなかっただろう視聴者の裏を書く真犯人に仕立て上げる事に専念したのだろうか、謎解きや展開など一切ガリレオの面白さが欠落してしまった、不完全燃焼の映画。見る価値なし。時間の無駄。まだ見ていない人は、ガリレオ再放送を見るべし。
本来0点をつけたいがつけられないので0.5点。
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