階段下は××する場所であるのレビュー・感想・評価
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広瀬すずでお願いします。
高3女子と高1男子のカップルによる「階段下はxxする場所である」「心当たりのあるモノは」「戻るには遅すぎる」という3話の謎解きオムニバス+α
雨の日に傘を貸してくれた1年生に一目惚れしたちょっと変わったしゃべり方をする先輩が謎があると解明せずにはいられない?後輩君に突然告白し行動を共にしていく中で、身の回りで起きたことの謎を解いていくストーリー。
短編小説が原作とのことだけど、ラノベ的な感じですかね?
謎解きといっても仰々しい出来事がある訳でも無く、高校生カップルが何でだろう?の答え合わせをしていく感じで、小説原作と知らずに観たけど、緩さとかホッコリした感じからマンガ原作かと思った程。
なんだか可愛らしくて爽やかで、それでいてなる程ねがあって、なかなか面白かった。
先輩は、山形大学で建築を学びます
ちょっと花摘んでくるね。
(用を足してきます)
男性の場合は、雉を撃つというそうです。
この言葉の使い方を初めて知りました。
この映画では、男の子も使ってましたが、謎解きの後には、なるほど‼️と納得の、ユーモアに包んだ深〜い気持ちも込められており、思わずニンマリ。
『違和感の中にある一粒のリアリティが人を笑わせ、楽しませ、感動させる。最後には主人公2人のことが好きになってくる、そんな仕上がりになったと信じています。』
チラシに載っていた監督の言葉ですが、本当にその通りでした。
いわゆるオムニバスの三章立てですが、それぞれ単体でも楽しいし、全体を通して、一粒どころか何粒も笑いと感動が散りばめられています。
一本気で強引でクールな光のキャラクターは、どこかで見たことがあるような気もするのですが、初めて見ているかのような鮮度で、どんどんその魅力に引き込まれていきます。
彼女の牽引力に映画そのものが心地良く乗せられて展開していくので、いつの間にかみんな、彼女の後輩として呼び捨てで呼ばれたくなること必至です。
『殺さない彼と死なない彼女』と似たような掘り出し物感と満足感。少しでも多くの方に味わっていただきたいのですが、なにしろ上映館も上映回数も少ないのが、とても残念です。
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