「《人間としてこう生きたい》」くじらびと はっしーさんの映画レビュー(感想・評価)
《人間としてこう生きたい》
インドネシアのレンバタ島ラマレラ村は、文明の利器が侵食してきているが、人間らしく生きることができている美しくも厳しい村。
農業には適さない土地なので漁で生きている。美しい海の側で村民はみんなが家族のように生きている。そこには不寛容さ、見栄、建前、世間体といった生きづらさは見られない。精神疾患に無縁で、豊かな表情で生活している。
主人公のエーメン少年の父ビストニは、お金を稼ぎにバリで暮らしたが「お金に追われる生活」が嫌で戻ってきた。バリでの生活は不寛容さ、見栄、建前、世間体に侵され始めているのかもしれない。
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