劇場公開日 2022年1月7日

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「サンダーバードのおもひで」日本語劇場版 サンダーバード55 GOGO カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5サンダーバードのおもひで

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

新作サンダーバード。
ラジオドラマだった最初の話の昔のレコードの音源を基にした新作の3話。
ムビチケ久しぶりに買いました。
3種類のなかから一種を選ぶ。
考えた末に2号をチョイス。
4号と迷いました。
4号のゴードンが好きでした。というか、2号のコンテナに装備されているいろいろなアイテムにとてもわくわく、ドキドキしました。それらを実際に操作して、前線で活躍するゴードンみたいな大人になりたいと憧れました。スコットとバージルは運転しているだけなので。
人形劇ながら、たぶん外国文化に接した最初の経験だったと思います。あの頃、モンキーズもテレビでよくみていました。上京して我が家に下宿していた一回り上の従姉の影響もありますが。

プラモデル
サンダーバードのプラモデルがほしくて、小学校一年のときに生まれて初めてオモチャ屋さんでマン●しました。
1号の一番小さいやつでした。
いとも簡単に捕まりました。
店長のオヤジに家まで連行され、大目玉を食いました。
当時、おこづかいは駄菓子屋で使える程度の5円をたま~にもらえるぐらいでした。確か一番安いサンダーバードのプラモデルが50円でした。
そのあと、小学校からの帰り道、お米屋さんの前に止まっていた軽トラの影から道路を渡ろうとして飛び出したカール少年は自転車屋さんの軽トラに轢かれました。幸い、前歯二本が折れただけで、命に別状はありませんでした。意識がはっきりした後で病院で出された生まれて初めてのオムライスが今も忘れられません。退院後、自転車屋さんのおじさんがサンダーバードのプラモデルを買って、お見舞いに来てくれました。イマイの1号から5号まで揃ったパノラマシリーズNo.1の秘密基地セットです。当時の値段で1800円。大卒の初任給が3万円に届かなかった頃です。
2号の4本の足の一本が折れてしまいました。割りばしを絵の具で赤く塗って刺して直しました。お風呂に4号を入れてよく遊びましたね。地面を掘り進むドリル型のマシンも大好きでした。プラモデル自体はなくなってしまいましたが、箱だけが50年経った頃、屋根裏部屋で見つかりました。保存状態がよく、ブックオフにもっていったら、7500円の値段がつきました。そっくりそのまま全部揃っているセットがヤフオクで120万ついた頃のことです。箱の絵は小松崎茂画伯の手書きです。ものすごく精緻でとても味があります。芸術品です。その価値にびっくりして、とてもじゃないけど手放せませんでした。今も大事に保管してあります。我が家の唯一のお宝です。幼いカール少年が体を張って、命と引き換えにゲットした唯一のお宝です。
自転車屋さんのおじさん。ありがとうございました。

ペネロープ姉さん
🎵あんっ、あんっ、あんっ、イミテーション ゴー
🎵あんっ、あんっ、あんっ、満島ひかりが
🎵あんっ、あんっ、あんっ、イミテーション ゴー
🎵若いと思う 令和の声よ
🎶声が違う、年が違う、顔が違う、🎶ホクロが違う、うっ、うっ、うっ
🎵ゴメンネ~
🎵昔の声とまた比べている~

満島ひかりさんのせいじゃなく、とてもあっていたと思いますが、なんか違うんです。

映画館からの帰り道。テーマソングが頭のなかでヘビーローテンション。
大きなスクリーンで観る久々の新作は50年以上前の小さなブラウン管のテレビに食らい付いて見たものとは違っていました。
しかし、
それはわたしの脳みその問題で、作品のせいではないと思います。
制作陣の意気込みにはとても感心しました。
サンダーバードは永遠に不滅ですね。

カールⅢ世