「前作を観てからじゃないと。。。」ハロウィン KILLS ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
前作を観てからじゃないと。。。
ハロウィンシリーズは今年THE ENDが公開されると全13作品になるそうだ。
いろんな監督が作っていることもあり13作は全てが繋がっているわけではない模様。
それどころか我こそが本筋と言わんばかりに第1作をスタートとして5作もの枝分かれしている。
今作品は1作目を初回とし、2018年のハロウィンを40年後の続編、そして時系列的には同日のKILLSと続く。なので2018バージョンを見ないとキャラがわからない。
ぼくは前作見てないような気がしたがどうも見ていたようだ。だが何も覚えていなかったので
主人公たちが血まみれなでスタートしたので最初は混乱した。複雑な話じゃないのですぐ追いつくわけだが、、、
しかし、主人公たちのブギーマンに対する異常な殺意の理由が、前作を観ていないと伝わらないので観た方がいいだろう。
だがそれはつまらない映画を見るためにさらにつまらない映画を見なければならないという、
負のスパイラルにハマってしまうのだ。
まあそれはさておき、今更不死身の殺人鬼では設定が荒すぎるなとは思った。
ブギーマンに襲われて絶体絶命なシーンもなく、来るぞ来るぞ!という恐怖を煽る演出もない。
現れてはひたすら殺しまくるという、ホラー映画にある恐怖の演出というものは忘れてしまったらしい。
終わり方も完全に続編ありきの終わり方。今年2023年4月に上映するTHE ENDでこのシリーズは終わるのであろう。
いや、ホラー映画ってそんなもんでしょ?と思うだろうが、唐突ながらエアポート75という映画を知っているだろうか?ジャンボジェット機のパイロットが死んでしまって、フライトアテンダントが着陸を試みるというパニック映画だ。ストーリは単純で今説明した通りそれ以上の展開は一切ない。しかし子供の頃この映画が大好きでテレビで放送するたびに見たもんだった。
数年前この映画をもう一度見たくなって見たのだがそれはそれは単調な映画だった。
しかし、その後何度でも形を変えて上映される飛行機パニック映画は進化を遂げ、スネークフライトやエアホースワンなど飛行機が操縦不能になるだけでなく機内でのバトル、銃撃戦、蛇など次から次へとトラブルが起こって見ている側が単調にならないよう創意工夫されて進化し続けているのだ。
話が長くなってしまったがホラー映画いつまでも単に人を惨殺していくというパターンからそろそろ脱却しもう少いろんな要素を取り入れストーリー演出ともに進化させなかればならない。THE ENDには期待はしないと言いつつもちょっとだけ期待をしているので是非とも頑張ってほしい。