「→英雄」ドント・ブリーズ2 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
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期待は裏切られたけれど、良い脚本だった。
ただ「息もするな」もしくは「息もできない」のコンセプトはどこいった??
おそらくならば、前作を超えるようなセンセーショナルなものは無いのだろうなぁと思っていた本作。
盲目の追跡者は、英雄へと昇華してた。
前日譚なのかなぁと思い観てたのだけど、時系列そのままの続編だった。
盲目が故のオリジナリティはやはり形をひそめ、戦慄としては恐ろしくトーンダウン。
…偏屈で自己の正義を振り翳す異常者で良かったのにと、残念に思う。
とはいえ、作品としてはグレードアップもしていて構成も技ありな感じ。
実の娘の心臓を生きたまま摘出しようとする母親像とか、違う所が悍ましくなってた。
惜しむらくは、ホラーとかサスペンスではなく、ハンデを背負うヒーロー譚に変化を遂げていた事だろうか。
待っていたのはコレじゃぁないんだよなあ。
波紋や煙の見せ方は面白かったなぁ。
煙の中で静止している老人の姿は、前作からのテイストを受け継いでいるようでゾクリともする。
するが…商魂逞しき海外作品としては、この作品の利用価値はしゃぶりつくし、俺としては「やっぱり」と思いつつも、まんまと釣られたような印象だった。
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