「仙人、極まれり。」ドント・ブリーズ2 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
仙人、極まれり。
ある理由から少女を育てている盲目の老人宅に、少女を狙う男達が‼少女を取り戻し奴らに制裁を加えるべく男が再び立ち上がる物語。
前作から8年。例の男が、理由は語られないが今度は少女と一緒に暮らしている。この状況が既に何となく不穏な感じだが、さらに謎の男達が少女を誘拐にやって来て、盲目の老人との闘いが始まる。
盲目のハンデを補って余りある頭脳戦はそのままに、守るべき少女の存在も相まって緊張感も抜群。さらにこのコ自身も勇敢に振る舞う強かさ。そんな中、主犯格の男が少女に嘘の常套句のような話を始めるが…
…前作を観てればわかるが、よくよく考えればこの主人公だって…ね。
そう考えると、この男の言っていることもあながち…!?といった感じで、観ているこちらも疑心暗鬼に‼う~んたまらん‼
そんな心地よい気持ち悪さ(⁉)に苛まれながら後半。さらに胡散臭い人物の登場でより深まるゾクゾク感。手術に踏み切ろうとしたということは、これまでの話は全部…。中々の衝撃ですね。
後半はアクション全開。さすがにそうはならんでしょ~といったツッコミもしたくなるが、音も空気も水も味方につける闘いはとにかくカッコよいbbその姿はまさに仙人。
急に現れる主人公のビジュアルが怖いのもグッド。
前作がヒットしたことで、より一般ウケを狙った内容に寄せたかなぁ~と思いつつも、良い感じに混乱させられる前半から、ノンストップな後半の高揚感と、終始とにかく面白かった。
観てない方は、是非前作を視聴してから‼この主人公をただの正義だと勘違いしながら観るのは勿体ない‼ガラスオマージュなんかにもニヤリとさせられるし。
そしてワンちゃん。こいつは使えるんじゃ!?と思いついたタイミングがワタクシ自身、主人公とドンピシャだったのがなんか気持ち良かった(笑)