「見えない光に憧れる」ドント・ブリーズ2 郷愁さんの映画レビュー(感想・評価)
見えない光に憧れる
今回もかなり良かった。
この映画は誰かに感情移入して見ることが難しく、客観的に楽しむジャンルだと思います。
何が正しく、間違いなのか。いったい誰が悪で正義なのか。答えのない問答のように、それぞれが歪んで狂気をはらみ、暴走します。
主人公は純粋な存在に憧れを抱き、それを壊すことを極度に怖れ狂気を以て守ろうとします。果たしてそれは正義なのか(以下ループ)
ただし前作と比べれば主人公は変わってきています。己の狂気を自覚し苦しみもがいています。それが痛々しくもあり救いでもある為、ある種の美しさすら感じさせてくれるのが不思議ですね。
R15ですが、そんなにどぎつくはありません。少なくとも前作よりは人を選ばない作品に仕上がっていると思います。
割りとおすすめですよ
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