「キャラが薄まったかも」ドント・ブリーズ2 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
キャラが薄まったかも
前作では「襲う立場」だったBlind Manが、本作では「襲われる立場」なのと、敵が同じ「元軍人」同士で力量の均衡がとれてるため、「怖さ」が足りない。
多少「狂気」は残っているものの、前作ほどイカれてないし。
単に「強い盲人」が「どう戦うか」が見どころで。
そうなると、どこが『息をするな、わずかも音を立てるな』ってタイトルになるのか?
という疑問とともに、もう世の中に腐るほど似たキャラはいるんですよ。
洋モノならデアデビル。
日本なら、座頭市はもちろん、『鬼滅』の悲鳴嶼行冥、『聖闘士星矢』紫龍、アスミタ、『北斗の拳』シュウ、『魁!!男塾』月光、『ジョジョの奇妙な冒険』ンドゥール、『餓狼伝』泣き虫サクラ、etc……
それらに比べて、どれだけキャラが立ってるかというと、微妙なくらい個性が薄まった様な印象。
よかったのは、人は簡単に殺しても、犬は殺さないってところくらいか。
自分の子どもを事故で死なせた女性を監禁して妊娠させるという狂気を見せた、あの一作目で止めとけばよかったのになと思いました。
続編も可能そうだったが、あとはジェイソン的な劣化の道が敷かれそうで嫌な予感がします。
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