「気分良く終われる映画(個人差あり)」異動辞令は音楽隊! よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
気分良く終われる映画(個人差あり)
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映画としてはよくまとまっていて最初に徹底的にクズな主人公を見せてからそこから音楽隊を経て最後には爽やかな風が吹くように心地いい気持ちになって終われる映画だった。
役者さんもみなさん素晴らしい演技で中でもすごいなと思ったのは磯村勇斗さん。
もちろん前々から素晴らしい役者さんだと認識はしていましたが、最後先輩に震えながら自分が告発したと告白するシーンは震えました。
ただ、まとまってはいるものの脚本で「それでいいの?」という箇所も幾つか。
例えば音楽隊をよく観に来ていたおばあさんが事件の被害者になって殺されてしまう所。
それまで主人公にしか因縁がなかった強盗事件を音楽隊全員の因縁に結びつけるのは「成程」と思ったのと同時に、その以前のシーンで音楽隊から強盗に気をつけるようにという呼びかけのチラシをもらっていたことから釈然としない気持ちも残る。
後半問題になる「警察に音楽隊は必要か?」の問いにはっきりNOを突きつけてしまうように思えてならない。
最後音楽隊の存続が決まったのも本来の業務とは関係ない所だったし・・・
そこだけ引っかかった。
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