「中盤から何やらきな臭い…」コレクティブ 国家の嘘 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
中盤から何やらきな臭い…
ルーマニアの医療制度の腐敗を暴くドキュメンタリー。
スポーツ紙記者たちの奮闘ぶりや市民の怒り、犠牲者の家族の悲しみにシンパシーを感じながら機嫌良く鑑賞していたのだけれど…
「メディアが権力に屈すると、国は国民を虐げる」などと真顔で語り出す頃から、何やら嫌な雰囲気に…
終盤からは、新進気鋭の保健相を中心に、保守勢力との政争を描きだし「これはもしや、ルーマニア版〝君はなぜ総理大臣になれないのか〟的な作品じゃねえだろうな」なんてことを考え始めると、何だか急に冷めてしまって…
事実を基にしたフィクションとして映画化した方が、いいかも知れないね。
コメントする