劇場公開日 2021年10月2日

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「無医村か❗ 東スポもがんばれ👊😆🎵」コレクティブ 国家の嘘 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5無医村か❗ 東スポもがんばれ👊😆🎵

2021年10月6日
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鑑賞方法:映画館

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ルーマニアはナチ、ソ連と長く支配下に置かれて、国民の自尊心が萎縮し、共産主義体制から民主化も遅かったので、賄賂政治が横行する腐敗構造から抜け出せなかったんだね~
酷いとは思うけど、ずっと抑圧されて貧乏ケチケチ体質が染み付いちゃうと、消毒液も薄めて節約しちゃうのかな?公立病院なのにどうして?って思うけど、政官民(含む製薬会社)癒着の腐敗構造が当たり前で、経営者(理事長)に忖度しちゃうのでしょうね。
安全より節約。人の命は二の次。コレクティブという名前のライブハウスの火災で死者のほかに重症でなくてもあとあとになって死ぬ人が多数いた。スポーツ新聞の編集長(トロンタン)が頑張って、内部告発する女医さんも出てきて、辞めた厚生大臣の後釜に民間人から正直者の大臣が出て、透明性が確保できたために露になってゆく事実。重症熱傷の診療は時間と人手、自己皮膚組織移植などの技術が必要な病院の総合力が試される救急診療。元々、緑膿菌が一杯の院内感染の温床では助からない。細菌感染によるショックは急激に死に至る。慢性化しても、ウジが湧くなんて、最初から諦めているとしか思えない。移植医療の問題点も呼吸器内科医が病院にいないから、外国(ドイツ)へ送る。無医村か?
医師の待遇は共産主義だと悪いだろうけど、今はそうじゃないんだから、腐りきってる。
日本の私立病院も理事長がケチケチでパワハラ野郎だと同じような似たり寄ったりのことが起ますね。病気になったら、かかる病院は選びたいもの。
ルーマニアと日本が違うのは病院に手厚い保険診療報酬制度。この制度で、とくになにもしなくても病院にはじゃぶじゃぶお金が入るから、消毒液を薄めて節約しなくてもいいだけ。
ルーマニアの政治、官僚、企業は腐っていたが、ジャーナリストは死んでいなかった。東京スポーツの1面にこんな告発記事が出るような日本も怖いけど、東スポの記者もシャレでおふざけ記事を載せるのは少しは減らして、がんばってみて欲しい。
アート写真のモデルになったあの美人さんは有名なモデル?芸能人?
ただ映像を流しているだけで、塩コショウも薄めだけど、それだけにリアルだった。

カールⅢ世