劇場公開日 2021年11月19日

「前作の2作を観て、何気にハマってた「土竜の唄」シリーズ。「予告犯」...」土竜の唄 FINAL ニンフィア好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0前作の2作を観て、何気にハマってた「土竜の唄」シリーズ。「予告犯」...

2023年3月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

興奮

前作の2作を観て、何気にハマってた「土竜の唄」シリーズ。「予告犯」のようなシリアスな役や、この「土竜の唄」のようにコミカルでバカげた役もこなせる生田斗真の役者魂をとても感じたし、ファイナルにふさわしいと言える面白さ、ハチャメチャさでした。笑えたり心に来たりする場面もあり、てんこ盛りの内容がとても良かったです。

鈴木亮平演じる轟の息子・烈雄や滝沢カレン演じる謎の美女・沙門夕磨など本作で初登場のキャラクターだけでなく、過去2作品で登場したキャラクターが全員再集結しており、見応えのある場面がたくさんありました。もろちん下品でバカげたシーンもあって、良くも悪くも「土竜」らしさは過去作から十分引き継がれていました。派手なアクションシーンは前作よりも増えており、轟烈雄が何よりも強いオーラを放っていて、物語を引き立てていました。鈴木亮平はヤクザの役ということもあり、「孤浪の血 LEVEL2」を思い出させるようでした。入れ墨を入れていたり、人を何人も無惨に殺したりというわけではないですが、同じヤクザという役柄ではあったので、口の悪さや冷酷な人柄など、どこか孤浪の血を感じるようなところがありました。今作を見て改めて思ったんですが、鈴木亮平さんって似合わない役がないですよね。そして、極め付けはやはり生田斗真演じる土竜こと玲二と、堤真一演じるパピヨンの絆です。潜入捜査とはいえ、玲二とパピヨンとの間には本当の兄弟のような強い絆が生まれていました。それは、過去2作を見ていてもわかります。2人してぶっ飛んでいましたが、一応玲二は警察です。でもなんか、そんなこと忘れちゃいがちですねw
玲二はアホでスケベだけど潜入捜査官としての心意義は本物です。ヤクザの世界で戦いまくる玲二に笑えることもあれば、思わず同情してしまう部分もありました。やっぱり笑いあり涙ありの「土竜の唄」が好きです。

ニンフィア好き