第8日の夜のレビュー・感想・評価
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邪悪な妖怪の復活を阻止せよ!
お釈迦様がやっつけた妖怪、二つの目を奪い別々の場所に封印した。しかし、片方の目が封印を解かれ、完全復活のため、もう片方の目を目指す。7日間をかけて7人な人に取り憑きながら・・・
面白い話だと思うんだけどな〜。なんか、盛り上がりに欠けた。
特殊メイクとかも、結構見応えあったんだけど・・・前半は特に面白みが感じられなかった。後半、やっと盛り返してきた感じかな。
ファンには申し訳ないけど、メインの人たちに華を感じなかった。魅力がない?
最後の女の子は、ちょっと好みかな。
Netflixの最初の画面(なんて言うのか分からない)が、インパクトあって面白そうだったんだけど、思った程じゃなかった。
感想メモ
予告編見た感じもうちょい怖そうなのに、全然で拍子抜けだった。
女の子が可愛すぎる、坊主もかわいい
なんで処女菩薩の身代わりが要る?そもそも女の子が死んでたら飛び石にならなくないか?
意味が分からん
面白いけど設定がよくわからないことだらけだった
面白かったかと。雰囲気や役者の演技などは良かったと思う。
設定も凝ってて面白いけど流してみてると理解できなくなってくる。
魔物を復活させてはいけないという話で単純なのだが、
魔物が復活する手順の理由がよくわからなかった。
なんで過去になぞって飛び石を利用するのか?
飛び石の資格はなんなのか?(教授は飛び石達になにかそうなるよう施したの?)
器を守る資格を失ったソナにどうして大役を命じたのか?
チョンソクにソナに仕えるよう指示しなかったのにソナに仕えていた理由は?
チョンソクが振り下ろした斧はソナに当たったの?
チョンソクは体を奪われたのになんで干からびないの?
など疑問を持ちながら見てたので集中できなかったな。
魔物がこの世を地獄に変えるとか話が大袈裟なのも気になった。
低予算なんだからあそこまで大袈裟にしない方がよりリアルだと思うし。
設定が1回見ただけだと追いつけないのでテレビシリーズとかしたほうが良かったかもしれない。
ただ雰囲気作りはよあかった。
ちょっと詰め込みすぎかもね。
古典的ホラー
韓僧、肉食えず
ホラーや時代もののリアリティには、さまざまな要素が必要だが、まず庶民らしさが前提になる。と思う。
中田秀夫や清水崇といったホラーの「巨匠」が、毎度、目も当てられないモノを積み重ねている(だけど仕事はひっきりなしの怪異)が、たとえばかれらの映画のばあい、そこには有名俳優がずらりと出演している。
映画中も、かれらは、有名俳優のままであって、その位置から動いてくれない。
たとえば犬鳴村の三吉彩花を見ていると、その画を見ながら、一方でインスタのセレブな彼女がちらつく──わけである。わたしたちは作品に入り込むことができず「有名な女優さんが、新境地開拓てな感じで恐怖に怯える演技をしているんだな」と思うだけ──である。これは彼女のせいじゃない。「巨匠」の怠慢のせいだ。
前に見た「サバハ」のレビューに、こう書いた。
『いちばん凄いのは市井の人のリアリティです。
着衣や小道具や住居や皮膚などの、底辺感や汚れ感や経過感が、自然でリアルです。
個人的には、日本の時代ものなどで、まっさらな衣装を見ると興醒めする質なので、韓国ノワールのリアルにはとても惹かれます。
むろん、映画では絢爛たるスターや佳景を見たい人もいるでしょうし、リアリティをよしとするか否かは人それぞれですが、より自然な禍々しさを見せるという意味では、ちょっと日本映画は敵わないのではないかと思いました。』
たとえば罪の声の宇野祥平は貧しく虐げられてきた人間のリアリティを持っていた。有名俳優ならば、なおさら市井を表現できていい。ふだん、どんだけセレブな生活をしていたとしても、役者ならば、そこへじぶんを落とし込むことができて、あたりまえなんじゃなかろうか。と思う。
ただし、韓国映画には、その皮相のリアリティにプラスして、俗気を払拭するテクニックがある。
うまく言えるかわからないが、日本映画は俳優から、俗気、俗臭を消し去るテクニックが韓国映画ほど巧くない。日本映画を見始めて、まず思うのは、役に馴染もうとしている俳優の、ふだんどおりの姿。明石家さんまが、そのままで、庶民の日常or貧困な時代人を演じようとしている──と思い浮かべてもらえばいい。物語に入り込めますか?
たぶん、解ってもらえると思うが、俗が取り払われていないと、そこに見えるセレブ俳優/タレント/アイドル/バラドルは、そのままの見え方をする。いわば借りてきた猫であり、かれらはぜんぜん庶民にはなっていない──わけである。そして、そんな俗臭を消すのは、役者ではなく監督のしごと──なのである。
しゃべらない修行をしている若い僧が出てくる。俗気を払拭して、純心や清貧を体現していた。
主役のソナ和尚役イソンミンはミセンなど、映画でもテレビでも、かなりよく見る中堅だが、かれもしっかり俗気を消していた。
SFXをほとんど使わず、伝承に由縁する、まがまがしい雰囲気を出している。といっても、演出はもっさり。よくなかった。また、韓国映画では、かならず所轄(刑事)が武闘派である。武闘派でないキャラクタライズを見たことがない。かならず、ちょっとしたことで、やいけせっきゃとか言って叩こうとする人物ばかり──で陳套を感じた。また主要人物にはそれぞれ負い目があり、物語の複雑さを消化しているとは思えなかった。
無慈悲な邪鬼が、人間感情内におさまるのは、鈍重だった。
ただし、韓国には優れたホラーorノワールが多いから、及第点が高いのであって、中田秀夫や清水崇ら「巨匠」と比べりゃずっといい。
ところで、若い僧が、コムタンやハンバーガーから肉を取ってもらうシーンがあった。概して、そうなのかは解らないが、僧侶は肉が食べられないことは、韓国では、常識なのかもしれない。
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