「主役の2人が最低でした」トランスフォーマー ビースト覚醒 浅見探偵さんの映画レビュー(感想・評価)
主役の2人が最低でした
トランスフォーマーシリーズはマイケル・ベイ監督・スティーブン・スピルバーグ製作総指揮で始まって今作が7つめ。ともかくマイケル・ベイの映画は長いので、いつもこれでもかこれでもかとお腹いっぱいになるのだが、本作の監督はスティーブン・ケイプル・Jr.。そのお陰か、全編127分で終わってくれたので、いつものように観終えて、どっと疲れることはなかった。そこが評価出来る一番かなあ(笑)。★は3.6。
過去作はだいたいみていて、少し飽きた感じもしないではない。最初は大感激したのだが・・・なので行こうかやめようか迷った。ただ、なにせ、こういったSFアクション超大作は大画面で観ないと意味がない。ガチャガチャガチャガチャとトランスフォームする非日常の映像は大音響大画面の映画館ならではの楽しみである。本作もそこは存分に堪能した。
でもねえ、人間の主役2人がだめだった。ヒロインもヒーローも、両方、華が全くない。本シリーズはオプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちがもちろん主役なのだが、人間側のヒーローやヒロイン次第で、映画の出来が全く違うものになるってことを痛感した。生真面目なだけのヒーロー、なんの興味の湧かないブ○なヒロイン。近頃のハリウッド映画はなにかとポリコレ・ダイバーシティに縛られてやしないか?。感情移入できない役者じゃ、作品が面白くならないし意味ないよー。途中、寝落ちしたくらいで、7作の中でもワースト1なのは間違いない。そこがずいぶん惜しい作品だった。
本作からまた新たな物語がはじまるのだが、主役の2人、どうするのかなあ。