「男の本能のような上原が太宰治にみえた」鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
男の本能のような上原が太宰治にみえた
昭和20年、父を亡くした元華族のかず子と母・都貴子は、終戦後東京本郷西方の家を売り、西伊豆へ引っ越した。その後、戦地で行方不明になっていた弟・直治が戻ってきたが、東京で人気作家となっていた上原の元に行った。何日経っても戻って来ない直治を迎えに、かず子は東京に向かった。6年前、上原との出会いを思い出していた。そして・・・てな話。
太宰治の斜陽を読んだことがなかったので、新鮮な気持ちで観賞した。
妻子が居るのに家に金を入れず、酒ばかり飲んで布団がわりに日替わりで女を抱き、無責任で男の本能のままに生きてるような上原と太宰治本人が重なってしまった。
そんな男がモテるんだよなぁ、羨ましい限り。
かず子役の宮本茉由が品があって綺麗だった。
上原役の安藤政信も上手かった。
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満塁本塁打さんのコメント
2022年11月8日
再度のご返信お気遣いありがとうございました😊。【超長文】ですが、よろしかったらご覧ください。ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。🙇♂️🙇♂️🙇♂️\( ˆoˆ )/
満塁本塁打さんのコメント
2022年11月6日
「走れメロス」は国語でやりますし、「人間失格」は大抵の人は完読しなくても触れるので、「斜陽」はある意味分岐点ですね。テーマが没落貴族=華族なので私を含め戦後生まれ世代には分かりにくいですから。おっしゃるように 太宰治なぜかモテる。妬ましいです。😊